...スキ焼を囲んで毎度知名の士の会合の場所となったものである...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...交際が好きでともに交際をしている者は皆知名の士であった...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「田七郎」
...国嶋氏の如(ごと)き知名の士が仲介の労を取って下さるのであり...
谷崎潤一郎 「細雪」
...知名の士におもねることもなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...なにしろ芝田さんは相当知名の士です...
豊島与志雄 「白い朝」
...明治初年西田春耕(しゅんこう)と云う文人画家は嗜口小史(しこうしょうし)を著して当時知名の士の嗜み食うものを説明した...
永井荷風 「砂糖」
...知名の士にして親兵の籍に入つたものには...
森鴎外 「津下四郎左衛門」
...梅田はずいぶん諸国をあるき知名の士を数多く知っていた...
山本周五郎 「新潮記」
...十指に足らん」「おのおの知名の士ですが...
吉川英治 「三国志」
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