...何んと巧みな白々しい彼女のポオカア・フェス!――橋の向うの彼女を知ろうとする激しい欲望が...
池谷信三郎 「橋」
...○読書の中から演技指導の本質を探り取ろうとするのは地図をにらんで戦争を知ろうとするようなものだ...
伊丹万作 「演技指導論草案」
...僕一人で思っていることを盗み知ろうとする者があっては堪ったものではない...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「魔性の女」
...今度細かい内容の思想までも知ろうとするにはどうしても一切経に依らなければならぬ...
高楠順次郎 「東洋文化史における仏教の地位」
...以前の事を知ろうとする気も起らなかったし...
高村光太郎 「智恵子の半生」
...エド時代のことをもっとよく知ろうとすると...
津田左右吉 「学究生活五十年」
...われわれの知ろうとすることがそれに記されているとは限らないからである...
津田左右吉 「日本歴史の研究に於ける科学的態度」
...知ろうとするもの自身がそれを知り得るだけの「人」であることが必要である...
津田左右吉 「歴史の学に於ける「人」の回復」
...しかし私の知ろうとする点には...
夏目漱石 「こころ」
...その人の最後を知ろうとするものが殺到したのだから...
長谷川時雨 「朱絃舎浜子」
...もろもろの物事を知ろうとする欲求は「人に授けられた苦しい業」であると...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...その意味を知ろうとするときに...
文部省 「あたらしい憲法のはなし」
...知ろうとする意志を働かす者は...
柳宗悦 「民藝四十年」
...直接に私たちの知ろうとする答にはならない...
柳田国男 「年中行事覚書」
...刃傷事件の真相を少しでも知ろうとする往来の者だの...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...沢庵を知ろうとするならば...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...どういうふうに人とは違っているかという点を知ろうとするならば...
吉川英治 「宮本武蔵」
...外国のことは些細な点まで知ろうとすること...
和辻哲郎 「鎖国」
便利!手書き漢字入力検索