...山紫水明楼上の一粲(いつさん)を博せしやも亦(また)知る可からず...
芥川龍之介 「続野人生計事」
...必ずその道理あらざるゆえんを知るべしと信ず...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...俥夫弥三吉はなじみの客が今日はいかなる大事に赴くか知るよしもなく...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...しかもそはわが思う人のあずかり知る所ならざるべきを思いて...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...政界を退隠せむと欲するに切なるやも知る可からずされど侯を叢囲せる門下生は...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...真に社会組織を知ると云う事はそれが芸術であろう...
中野秀人 「第四階級の文学」
...稲はその百二十日という日数を何によって知るかが問題の焦点である...
中谷宇吉郎 「稲の一日」
...全体としての意味を知る方法は...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...わが子を知るとも愛するともいえない親だと思わなくてはなりません...
羽仁もと子 「おさなご」
...到底(とうてい)我輩の筆鋒を遁(のが)るるに路(みち)なきものと知るべし...
福沢諭吉 「日本男子論」
...私達が夫婦になったことをみんな知るはずです」ニタが何か言おうとしたがその時...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「道化玉座」
...いかに改まっているかを知るには...
柳田国男 「木綿以前の事」
...よく物を知るやうに食べる...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...私の知るかぎりでは...
吉川英治 「押入れ随筆」
...武藏の性格や人となりを知るには...
吉川英治 「折々の記」
...新九郎を討たんとした家中の狼藉も目附役人の知るところとなり...
吉川英治 「剣難女難」
...みずから為すことはみずから知る...
吉川英治 「三国志」
...ほとんどがよくもわるくもそれらの史上の人物について知るところがない...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
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