...知ろうとしても知り得ない...
太宰治 「渡り鳥」
...その文章の内容に就いては知り得ないし...
戸坂潤 「社会時評」
...その本は相憎く自分の手許にはなく私が知り得ないようなある他の場所に保管してあるからお見せすることは出来ぬ...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...ある種のことがらは永久に知り得ないかもわからない...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...だれもついに知り得ないだろう...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...恋愛をほんとうには知り得ない...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...もはや知り得ないのである...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...北方人の魂がけっしてよく知り得ないような...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...そして遂に滿足と云ふことを知り得ないのが...
「修道院の秋」
...もうわたくしには知り得ないのですが...
西尾正 「墓場」
...理智の知り得ないもの! 室生の人物にみるすべての神祕はこれである...
萩原朔太郎 「田端に居た頃」
...我々は知り得ないからである...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...民衆が決して知り得ないことは...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...個々の農業者は、どれだけの穀物を他の州の同業農業者が播種するは、知り得ない...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...いかなるゾルレンをも知り得ない...
三木清 「マルクス主義と唯物論」
...河出のあの結婚や何かを法律上しらべた叢書をあてがったって本質は何も知り得ないのですから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...知り得ないものなど多々あるに違いない...
柳宗悦 「現在の日本民窯」
...その地方の人でなくば知り得ない地名が沢山現れてきます...
柳宗悦 「民藝四十年」
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