...知り人のない二人が誰れにも認められないのは...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...遠き男女の顏々この雜沓の中で馬子は荷馬車を道の隅に待たして知り人の家の前で話して居る...
千家元麿 「自分は見た」
...「私の知人の軍人の知り人に北条の石屋で俵という人がありますが...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...偶々(たまたま)林町に知り人の持家があって...
高村光太郎 「回想録」
...知り人を捜しでもするような様子で船や船客を眺めていたが...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「犬を連れた奥さん」
...くさ/″\のことにかゝづらひければ知り人あまたいできにけり...
長塚節 「長塚節歌集 上」
...知り人の子等四人甲斐甲斐しく渚まで見送りす...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...困つたことには見知り人(て)がねえ」「行つて見よう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...居職(いじょく)の――それもたぶん彫物師(ほりものし)というところだろう――見知り人があるはずだ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...現場の見知り人は一人もねえ」「成程」ガラツ八の長い顎は動きます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...見知り人があって幾松と知れ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「身許は判つてゐるのか」「見知り人が多勢あつて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...我々はちょっとした知り人が死んでも...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...清水松亭(しょうてい)という名は古い知り人の名を借りた...
柳田国男 「故郷七十年」
...今では山姥は少年の知り人のように...
柳田國男 「日本の伝説」
...乞食坊主に知り人はねえや...
吉川英治 「私本太平記」
...白日鼠(はくじつそ)とアダ名のある知り人がある...
吉川英治 「新・水滸伝」
...知り人に会えば姿を隠す――そんな窮屈(きゅうくつ)な大阪へ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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