...少量の明礬が若く貧弱な赤ワインの色を明るくするために加えられていること、ブラジルボク(赤い染料)やアメリカニワトコとかコケモモの殻を使って色が薄く弱々しい赤ポート・ワインに深い豊かな深紅色を与えること、石膏が濁った白ワインを透明にすること、オーク材の鋸クズおよびハシバミの殻によって未熟な赤ワインにさらに収斂性を与えること、そして駄目になった外国ワインおよび国産ワイン(*ブドー以外の果実酒を home-made と呼んでいる)がこの町で真の時代物ポート・ワインの名前で売られるようになること、が知られている...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...静止せるもしくは遅く動いている物体に対して法則が知られているなら...
アルベルト・アインスタイン 石原純訳 「相対性理論」
...最も精巧な勾玉や釧(くしろ)の所有者として知られている...
芥川龍之介 「素戔嗚尊」
...大分知られているので...
石川欣一 「可愛い山」
...この人は敬宇先生として知られているが...
井上哲次郎 「明治哲学界の回顧」
...先生や迎春館に関する話がたくさん知られていることだけでも...
海野十三 「大脳手術」
...このように水道に入って水に味を与えることが知られている...
ジョン・スノウ John Snow 水上茂樹訳 「コレラの伝染様式について」
...少なくともマドレーヌという名前で知られている...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...大抵陰イオンが多いことはよく知られていることであるが...
中谷宇吉郎 「清々しさの研究の話」
...それがその培養者たる科学者にはよく知られているらしく...
ホーソーン Nathaniel Hawthorne 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...彼は代数学者としてもすこぶるその名を知られている...
三上義夫 「芸術と数学及び科学」
...だれの子ということが知られているほどの身の上の者は...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...楽々と今までいろいろな模範として知られている出来事と取り代えてしまうであろう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...「最も古くからよく知られている悪は...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ここでも現在は弥勒踊の名によって知られているが...
柳田国男 「海上の道」
...最も弘く知られているのは柴指(しばさし)という日で...
柳田国男 「海上の道」
...村でも剽軽(ひょうきん)で知られている老人が...
柳田国男 「雪国の春」
...諸国の兵法者のあいだには相当知られている名である...
吉川英治 「宮本武蔵」
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