...我知らず次第に引き込まれて行った...
芥川龍之介 「素戔嗚尊」
...よく私共のところにも遠方の見ず知らずの若い人達から手紙が来たりして...
上村松園 「画道と女性」
...叔父さんを冗談にも一時、疑っていたなんて、僕はおっちょこちょいの、恥知らずだ...
太宰治 「新ハムレット」
...そのムシャクシャをどこへ流したらいいかを知らず...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...われははなはだ世間を知らず...
田山花袋 「田舎教師」
...兵馬は寝たままで半眼を開いて、非常な驚異で、手古舞の挙動を注視していると知るや、知らずや、手古舞の無遠慮はいよいよ甚だしいもので、いきなり、火鉢のところへ来てべったりと坐ってしまい、右の手で火鉢の上の鉄瓶を取ると、左の手で湯呑をひっくり返し、もうさめてしまった鉄瓶の湯を、その湯呑の中につぐと、仰向けにグッと傾けてしまいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...法律的なことは知らずに...
長谷川時雨 「柳原※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子(白蓮)」
...つかみし後(のち)は夢とも現(うつつ)とも知らず...
樋口一葉 「大つごもり」
...それなればかれらはどうしたってほんとうのことは知らずにいよう...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...お前見たいな世間知らずはよく此那事を覚えて置くものだよ...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...常陸(ひたち)夫人は知らず知らず微笑して聞いていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...僕は主人の飾磨屋がどこにいるか知らずにしまった...
森鴎外 「百物語」
...六ちゃんのことを知らず...
山本周五郎 「季節のない街」
...吾れ知らずその夢遊発作の暗示作用に引っかけられて...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...知らず識らずに質も違って来るのを感じた...
横光利一 「旅愁」
...知ってか、知らずか、孔明は、「おう、羽将軍、何事か」と、振返って、しかも平然たる顔であった...
吉川英治 「三国志」
...人ありとも知らずにこう話しながら...
吉川英治 「神州天馬侠」
...いつ知らずうと/\としたくなる靜けさです...
若山牧水 「樹木とその葉」
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