...心は矢竹(やたけ)にはやれどもわれ人ともに必死の場合とて...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...心は矢竹の如くになりて...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...植木屋が持込んで来た十五株ばかりの矢竹も...
徳田秋聲 「芭蕉と歯朶」
...唯東へ東へと代々(よよ)の帝(みかど)父祖(ふそ)の帝の念じ玉ひし東征の矢竹心(やたけごころ)を心として...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...馬醉木(あせび)に吹矢竹の割つたの...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...夜来の雨で洗はれた矢竹が...
林芙美子 「浮雲」
......
樋口一葉 「別れ霜」
...児(じ)を見たき心の矢竹(やたけ)にはやり来て...
福田英子 「母となる」
...児を見たき心の矢竹(やたけ)にはやり来て...
福田英子 「妾の半生涯」
...矢竹十四五本ばかりうしろに見せ...
室生犀星 「庭をつくる人」
...矢竹つくりや武具の手入れを命ぜられた...
山本周五郎 「城を守る者」
...矢竹を作らせ武具の手入れをさせる...
山本周五郎 「城を守る者」
...その草原の向うに矢竹倉と並んで...
山本周五郎 「契りきぬ」
...袖垣の茨(いばら)が枝をのばしたのや矢竹の藪(やぶ)などが...
山本周五郎 「つばくろ」
...その一方では、糧食から矢竹、鉛(弾丸をつくるため)、領内にある刀、槍のたぐいを買上げさせた...
山本周五郎 「日本婦道記」
...矢竹(やだけ)が茂っていた...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...矢竹の葉はびっしょりと濡れ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...心も矢竹にございますが...
吉川英治 「私本太平記」
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