...弓の「矢尻」を交換する必要がある...
...彼は「矢尻」として著名なアーチャーだ...
...矢の「矢尻」として使用される...
...「矢尻」が壊れてしまったので修理に出した...
...彼女は「矢尻」を探しに行った...
...ヒューと矢尻を研ぐ北國の正月の風に吹かせ乍ら...
石川啄木 「雲は天才である」
...鳥海山(ちようかいさん)は石(いし)の矢尻(やじり)を噴出(ふんしゆつ)したといはれてゐる...
今村明恒 「火山の話」
...僅に矢尻に浸める毒を盛った小さな皮袋が残っているばかりであった...
田中貢太郎 「申陽洞記」
...なぜならその会堂はゴシック式の尖端(さき)のとがったアーチが矢尻のように吾々の文明をつきさす前に建てられたものであるから...
チェスタートン 直木三十五訳 「金の十字架の呪い」
...白磨き二寸あまりの矢尻(やじり)には...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...白磨き二寸あまりの矢尻には...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それは少し虫が付いてをりますが、鷹の羽で矧(は)いだ見事な征矢で、錆(さ)びたりと言ひながら、矢尻も本物、これで喉笛を射られたら、まさにひとたまりもなかつたでせう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...矢尻に結んでありました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...矢尻(やじり)のついた眞矢が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...不氣味なほど鋭い矢尻をつけた...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...水に落ちた矢の矢尻は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「矢はなかつたでせうか」「橋架(はしげた)の下から二筋、それから水の中から二筋見付かつた――矢柄(やがら)は浮くが、矢尻が重いから、矢が水の中におつ立つて羽がなくては見付からなかつたことだらう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...唯の矢ぢやないよ」「?」「矢尻が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...矢尻の毒が腹掛へ附く筈だ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...無理もないが」「すると曲者は?」「楊弓の矢尻を換(か)へて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...矢尻りを様々な形に拵へ直すかね...
牧野信一 「「悪」の同意語」
...アイヌの矢尻に使うブシという草の汁のアルカロイドの少量を配合した液を注射すると...
夢野久作 「人間レコード」
...アイヌが矢尻に塗るブシという毒薬から採った薬です...
夢野久作 「冥土行進曲」
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