...今日以後の沖縄人に向象賢や蔡温以上の仕事の出来るのは火を睹(み)るよりも明(あきら)かであります...
伊波普猷 「琉球史の趨勢」
...之は紙面を目睹したものの詐ることの出来ない印象である...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...自分の研究の結果を目睹(もくと)するために...
久生十蘭 「地底獣国」
...じぶんが目睹(もくと)したところと藤十郎から聴いた事実をあれこれと照し合せ比べ合せ...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...誠に睹易(みやす)き道理にして...
福沢諭吉 「日本男子論」
......
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...かかる荒廃状態を目睹(もくと)した当時の歴史家は...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...自ら睹(み)た所を記していわく...
南方熊楠 「十二支考」
...予輩しばしば睹(み)た南米産の大蛙ケラトリフス・コルナタは両眼の上に角二つある...
南方熊楠 「十二支考」
...地上へドッサリ堕つる睹(み)て可笑(おか)しさに堪えなんだとあるから...
南方熊楠 「十二支考」
...あるいは喜んで注視しあるいは妬(ねた)んで騒ぐを毎度睹(み)た...
南方熊楠 「十二支考」
...その時象が些細な蟹や鼠を見て太(いた)く不安を感ずるを睹(み)た...
南方熊楠 「十二支考」
...熊楠らは実際全くこれに反せる悪結果のみを睹(み)るなり...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...蘭軒は平洲の墓誌銘を目睹して...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...逆睹(ぎゃくと)し難(がた)いものがあった...
吉川英治 「黒田如水」
...さらに逆睹(ぎゃくと)すべからざることになる...
吉川英治 「神州天馬侠」
...やつらの力では」「しかし勝敗は逆睹(ぎゃくと)できません...
吉川英治 「新・水滸伝」
...火を睹(み)るよりも瞭(あきら)かなのだ――なんという恐ろしい仕事であろう...
蘭郁二郎 「夢鬼」
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