...私たちはこれから睦じい穩かな家庭で幸福に暮らせるのでせう? 貴方も私も子供もね...
ヘンリック・イブセン Henrik Ibsen 島村抱月譯 「人形の家」
...殊更睦じい様子を見せもしたのであろう...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...いつも仲睦じいお二人だとばかり思っておりましたのです...
豊島与志雄 「花子の陳述」
...夫婦の睦じいところを見る氣はあるまい」「へーエ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...睦じいとかという程度の時代を過ぎましたね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...そういう汽車の中に、小母さまとTさんが向いあいに席をとり、睦じいような、そうかと思うと小ぜり合いをしてフッと両方で気分のはぐれるような調子で発車を待っている...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...普通の姉弟よりも仲の睦じい私どもに異った血が流れているかと思うと...
室生犀星 「幼年時代」
...何処(どこ)の窓にも睦じい円居の人の夜話に黄菊の色の灯が点(とも)る...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
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