...あるいは親睦会、運動会、その他凶事吉事に用いられる菓子も初めは嵩があるものという御注文であったのが、今日は数がすくなくても味の佳きものをと望まれるに至ったゆえに、幾度も繰返していうが、東京で商売を試みんとする人は、如何なる種の商売でも価は高くとも、品質最良なるものを製して売るという方針でなければ成功は覚束ないのである...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...あたしが今の睦子よりももっと小さい時になくなって...
太宰治 「冬の花火」
...睦子を置いて、いますぐその男のところに行ってしまえ!(数枝)(顔を挙げて)お父さん、あなたは、あたしが東京でどんな苦労をして来たか、知っていますか...
太宰治 「冬の花火」
...睦子さんひとりくらいは立派に私が引受けて見せます...
太宰治 「冬の花火」
...将曹が「お睦まじき体を拝し...
直木三十五 「南国太平記」
...親睦を主とする舊學友の懇談會であるけれど...
永井荷風 「新歸朝者日記」
...二人の仲があんまり睦まじいのを見ると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お睦の場合では起きないで済んだ...
葉山嘉樹 「山谿に生くる人々」
...睦(むつ)ましかりしも道理(だうり)...
一葉女史 「たま※[#「ころもへん+攀」、U+897B]」
......
樋口一葉 「闇桜」
...松をまた人間に当て嵌(は)めるならば車の矢の様に四方に出る枝は睦まじい一家の団欒(だんらん)にも比する事が出来ますし...
牧野富太郎 「植物記」
...世に親子夫婦睦まじく笑って暮すよりも重んずべき主義があろうか...
正宗白鳥 「論語とバイブル」
...若い二人は大変睦まじく日を過しているようであったが...
松永延造 「職工と微笑」
...あなたと睦(むつ)まじくして生きているということよりよいことはないと私は信じているのです...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...七つの大字を合わせて七会(ななえ)村といったり十一の大字で仲よく暮そうというので土睦(つちむつ)村といったりするのは...
柳田國男 「地名の研究」
...和睦(わぼく)をして...
吉川英治 「三国志」
...――和睦(わぼく)となっては...
吉川英治 「私本太平記」
...いうまでもなく和睦(わぼく)のための会見だ...
吉川英治 「新書太閤記」
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