...御睦(おむつま)しいように存じました...
芥川龍之介 「俊寛」
...兄蘇峰との和睦等...
石川三四郎 「浪」
...終に歸り來らざる「理想」は法苑林の樹間に「愛」と相睦み語らふならむといふに在りて...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...一門の睦(むつ)み集(つど)ひて桃青忌(とうせいき)切干(きりぼし)もあらば供へよ翁(おきな)の忌紅葉(もみじ)せるこの大木の男振り十一月十二日 吉右衛門一座...
高浜虚子 「六百句」
...(睦子の声) そうしてそれから、睦子なんか、うんと役に立ったね?(あさの声) そうとも、そうとも...
太宰治 「冬の花火」
...しかしさうなればいきほひ一層睦しくなり...
中勘助 「銀の匙」
...お前が仲睦まじく飲んでいたとやら...
中里介山 「大菩薩峠」
...お新と長次郎の睦(むつま)じさや...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お睦までが駆けつけるのであった...
葉山嘉樹 「山谿に生くる人々」
...お睦は一通り転げると...
葉山嘉樹 「山谿に生くる人々」
...睦(むつ)ましかりしも道理(だうり)...
一葉女史 「たま※[#「ころもへん+攀」、U+897B]」
...じぶんの腕の包囲のなかにとり込めて、睦言し、涙を流し、愛撫し、幾度も誓ったあの夜の少女は、いま、じぶんと咫尺を隔てて坐っている...
久生十蘭 「墓地展望亭」
...と睦じくして夫の兄嫂に厚くするは...
福沢諭吉 「女大学評論」
...親睦(しんぼく)...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...麁闊(そかつ)なりし輩も和熟親睦せしなり...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...和睦を試みろ」命をうけると...
吉川英治 「三国志」
...和睦(ワボク)ノ儀...
吉川英治 「新書太閤記」
...だから義昭は和睦に応じなかった...
和辻哲郎 「鎖国」
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