...「怪塔王と和睦せよ」という無電をうった帆村荘六もいるはずですし...
海野十三 「怪塔王」
...刹那三人の子供は光りのやうに其處にこぼれて睦み合ひ自分の過ぎて行くのを微笑して見て居る...
千家元麿 「自分は見た」
...これは何? どうしたの?(睦子) これは...
太宰治 「冬の花火」
...其歌は睦み合ふ友を力に濱千鳥荒き波風凌ぎ飛ぶらむといふのであつた...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...このわたりの杉山ことごとくしたぐさ刈りそけて見るに涼しげなり睦岡の五百杉山はしたぐさの利鎌にふりて見るにさやけし五日...
長塚節 「長塚節歌集 上」
...夫婦(ふうふ)がこんな風(ふう)に淋(さみ)しく睦(むつ)まじく暮(く)らして來(き)た二年目(ねんめ)の末(すゑ)に...
夏目漱石 「門」
...睦月(むつき)の風はサッと腥く吹いて過ぎます...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...矢張り娘の桜子と一夜睦まじく語り明かして帰ります...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...又(あいよめ)を親み睦敷すべし...
福沢諭吉 「女大学評論」
...六年生の睦子(むつこ)にあひました...
槇本楠郎 「母子ホームの子供たち」
...新夫婦が睦じそうにさし向いになっている...
宮本百合子 「高台寺」
...楽しげに睦じく泳いでいた...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...仲睦まじくおすごし下さいましあとのこと...
山崎富栄 「雨の玉川心中」
...屋根舟の中の睦言(むつごと)なら...
吉川英治 「江戸三国志」
...和睦(わぼく)の運びは...
吉川英治 「私本太平記」
...睦(むつま)じい父子(おやこ)の酒盛(さかもり)は...
吉川英治 「新書太閤記」
...これに舌鼓(したつづみ)を打って睦(むつ)み合うに充分なほど...
吉川英治 「新書太閤記」
...その家康と秀吉との和睦(わぼく)が成ると...
吉川英治 「新書太閤記」
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