...「怪塔王と和睦せよ」という無電をうった帆村荘六もいるはずですし...
海野十三 「怪塔王」
...家中一統(いっとう)心(こゝろ)から今度の和睦と祝言とを喜んだに違いない...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...相互の親睦を計ろうというのだそうである(『都』三五年七月三十日付)...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...両家親類和睦の記念とつかまつる」そこで...
中里介山 「大菩薩峠」
...睦(むつま)じく...
グリム 中島孤島訳 「ラプンツェル」
...がっちりした体格のお睦に取り押えられて...
葉山嘉樹 「山谿に生くる人々」
...睦(むつ)ましかりしも道理(だうり)...
一葉女史 「たま※[#「ころもへん+攀」、U+897B]」
...当代文治が睦(むつみ)会に参加していた...
正岡容 「わが寄席青春録」
...親睦(しんぼく)...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...後又茶山と朴斎との間に輯睦(しふぼく)を欠いたかも知れない...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...和睦復交のために使節を送ったが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...』鏡子はこんなに睦まじく話す人が家の中にある事を涙の零(こぼ)れる程嬉しく思ふのであつた...
與謝野晶子 「帰つてから」
...親睦をむすぶことさ...
吉川英治 「三国志」
...和睦(わぼく)のあたりをつけてみたのは――そのさざえの尻あぶりであった...
吉川英治 「新書太閤記」
...和睦(わぼく)を約してしまわれたのじゃ...
吉川英治 「新書太閤記」
...和睦(わぼく)の裏面運動にも働き...
吉川英治 「新書太閤記」
...和睦(わぼく)を約し...
吉川英治 「新書太閤記」
...すると、一人はたちまちどこかへ走って行き、やがて素焼の酒瓶(さかがめ)をかかえて来て、「さあ、豊楽殿(ほうらくでん)の、おん酒宴(さかもり)としようぜ」と、さらに車座を、睦み合った...
吉川英治 「平の将門」
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