...睦気(むつましげ)に川崎に向つた...
石川啄木 「鳥影」
...尽きぬ睦言(むつごと)を語り合ったものでございますよ...
江戸川乱歩 「押絵と旅する男」
...夫婦が蚊帳の中にあってそれを眺めながら睦言(むつごと)を交したと云う夜の戯れこそは...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...後亀山後小松両天皇の和睦せられて...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
......
中原中也 「在りし日の歌」
...お睦ちゃんの変装で...
葉山嘉樹 「山谿に生くる人々」
...見(み)とも無(な)いほど睦(むつ)ましいと言(い)ふは彼(あ)れの事(こと)...
樋口一葉 「われから」
...彼此(ひし)親睦(しんぼく)...
本庄陸男 「石狩川」
...見渡すかぎり睦の影も見あたらず...
牧野信一 「二日間のこと」
...清三の家と睦子の家とは...
槇本楠郎 「母子ホームの子供たち」
...そういう汽車の中に、小母さまとTさんが向いあいに席をとり、睦じいような、そうかと思うと小ぜり合いをしてフッと両方で気分のはぐれるような調子で発車を待っている...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...睦田(むつだ)老巡査はフト立ち止まって足下(あしもと)を見た...
夢野久作 「老巡査」
...睦田老人は強(し)いてニコニコ顔を作ろうと努力したが出来なかった...
夢野久作 「老巡査」
...彼は和睦(わぼく)のお使いとして...
吉川英治 「上杉謙信」
...能憲はわしとそちとの和睦(わぼく)に先だつ約束をまず第一に破ッた...
吉川英治 「私本太平記」
...それらのかそけきうちに交わされる主客の和敬(わけい)の礼と睦(むつ)みを...
吉川英治 「新書太閤記」
...和睦(わぼく)を申し込んだのである...
吉川英治 「源頼朝」
...睦(むつ)まじく以前の話などしているのを見ると...
吉川英治 「宮本武蔵」
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