...自分としては葉子のひとり旅を保護し監督する事はとても力に及ばないから...
有島武郎 「或る女」
...本官は單に監獄の規則に基きて彼等を監督する外は當然與ふべき保護を與ふるに止まれど...
石川啄木 「日本無政府主義者陰謀事件經過及び附帶現象」
...長官は少年や若者の道徳と行為を監督するために任命され...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...いやしくも町内の衛生をも監督する地位にある警官の家から...
豊島与志雄 「電車停留場」
...子供を監督するは大人の役目でな」「子供を監督――ではあるまい...
中里介山 「大菩薩峠」
...しかも自分の監督する生徒が何のために今頃やって来たのか頓(とん)と推諒(すいりょう)出来ない...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...竝びに行政各部を指揮監督する...
日本国 「日本國憲法」
...これを監督するのは目です...
羽仁もと子 「女中訓」
...国の立法に参与し国費の用途を監督するは...
慶応義塾 「修身要領」
...家事を監督する気力も失(う)せたれば何とぞ家居(かきょ)して万事を処理しくれよという...
福田英子 「妾の半生涯」
...近江が監督する筈なりしを...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...老僧も監督するような形で...
水上滝太郎 「果樹」
...左大将は東北の御殿でそれ以前にすでに毎日監督する舞曲の練習をさせていたから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...監督することです...
文部省 「あたらしい憲法のはなし」
...裁判官はいはば國民が選任しかつ監督するのであつて...
山浦貫一 「新憲法の解説」
...亀千代が家督すると同時に...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...われ水軍を督すること十年なれど...
吉川英治 「三国志」
...みんなのおめかしを監督することになっており...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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