...「睡気がとれない」...
...「仕事中に睡気が襲ってきた」...
...「睡気を覚ますためにコーヒーを飲む」...
...「睡気を催す原因は様々だ」...
...「運転中に睡気を感じると危険だ」...
...睡気(ねむけ)がさしそうでなりません...
芥川龍之介 「或日の大石内蔵助」
...アダリンやカルモチンの効目のように睡気(ねむけ)を催してくるということになっても困るな...
高見順 「如何なる星の下に」
...穏やかな穏やかな自然! 睡気を誘う恍惚とした微風! 山路を踏み分けてゆく我らの心も軽く...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...すっかり睡気(ねむけ)を覚まされてしまったが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...例えば第三十九段で法然上人(ほうねんしょうにん)が人から念仏の時に睡気(ねむけ)が出たときどうすればいいかと聞かれたとき「目のさめたらんほど念仏し給へ」と答えたとある...
寺田寅彦 「徒然草の鑑賞」
...やがてして、ひどい睡気が、彼等をこつくりさせる時、腕敷いて、彼等は夢みる、結構な椅子のこと...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...窓はいやに白つぽかつた灯火(ひかり)をうけたカーテンの青い睡気のその前に...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...愛の睡気がなほも漂ふ木立の下...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...側(そば)に敷き放したお雛の床の、紅い掻巻の裏が、妙に悩ましく眼について、八五郎もしばらくはマジマジしておりましたが、半刻ばかり後には、恐ろしい睡気と、初夏の薄寒さにこらえ兼ねて、お染に言われた通り、お雛の敷き捨てた床の中へもぐり込んでおりました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...次第に猛烈に睡気(ねむけ)に襲われると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...睡気を誘うような雪崩の音がしている...
久生十蘭 「白雪姫」
...ひきこまれるような睡気(ねむけ)がつき...
久生十蘭 「肌色の月」
...激しい睡気に襲はれた彼は...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...そしてその毒麦の穀粒は刺激性、麻酔性の毒分を有し、それを食うとよく口に譫語を発し、胃に苦しい痙攣がおこり、心臓が衰弱し、睡気を催し、眩暈がしあるいは昏倒し、悪寒が来、嘔気を催しあるいは嘔吐し瞳孔が散大する...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...おのずから睡気の差すまで...
正宗白鳥 「入江のほとり」
...何か珍しいことで睡気(ねむけ)のさめるような話はありませんか...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...やや睡気ざましをそぞろに感じた...
室生犀星 「とかげ」
...うつらうつら睡気(ねむけ)がさして来かかったとき...
横光利一 「比叡」
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