...徐々(そろ/\)睡氣がさす程「無聊の壓迫」を感じ出したのだ...
石川啄木 「菊池君」
...睡くなって来た...
海野十三 「深夜の市長」
...居睡(いねむ)りをしはじめたのに違いない...
大阪圭吉 「香水紳士」
...なか/\睡れなかつた(空腹の故でもある!)...
種田山頭火 「其中日記」
...遂には安心して折からの日和で日向ぼっこをして睡りに入った...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...ながれて ゆくか 麓までも?まだみぬ 顔の 不可思議の咽喉(のんど)の みえる あたりまで……午睡の 夢の ふくよかに...
中原中也 「在りし日の歌」
...半睡(はんすい)のぼんやりした夢の中で...
久生十蘭 「キャラコさん」
...その上睡眠不足と来てるから...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...睡(ねむり)さめて見れば眼明(あきら)かにして寝覚(ねざめ)の感じなく...
正岡子規 「明治卅三年十月十五日記事」
...身短く毛長く多く食い睡眠し...
南方熊楠 「十二支考」
...食物、睡眠、衣裳、暖かい庭、暇のある勤めはたちまち筒井を美しくふとらせ、毎日の沐浴(もくよく)はつやつやした肌(はだ)に若返らせた...
室生犀星 「津の国人」
...田口米作と永田錦心不思議な縁で生れた大家清親についで漫画の先駆者「四睡の巻」「長短の巻」など奇想天外の傑作を遺した田口米作画伯は...
山本笑月 「明治世相百話」
...午後の時間の睡(ね)むいのを覚悟の前で...
夢野久作 「木魂」
...吾輩は急に睡くなってグーグーと居睡りを始めた...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...昏睡状態なぞいうものが伴う例は古来...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...私はその時に伯母様から貴方をこの病院に入れて三日間睡らせておいてくれろ...
夢野久作 「冥土行進曲」
...どちらからともなく腰を降ろして睡蓮を眺めるのだった...
横光利一 「旅愁」
...これは麻睡(ますい)酒だった...
吉川英治 「新・水滸伝」
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