...ボロ/\の布の無尻(むじり)を何枚も/\着膨れた...
石川啄木 「足跡」
...ボロ/\の布の無尻(むじり)を何枚も/\着膨れた...
石川啄木 「足跡」
...着膨れた体を毛毬のやうに円くして...
薄田泣菫 「独楽園」
...着膨れて鞠のやうに円くなつた雀たちが...
薄田泣菫 「独楽園」
...あの着膨れた二羽の雀の何だか不足がましい...
薄田泣菫 「独楽園」
...雪の衣を着膨れて坐す...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...着膨れて懷手までして居るので...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...少し着膨れて居りますが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...薄寒い月のない晩で、頭巾に顔を隠すには好都合ですが、着膨れて、懐手(ふところで)までしているので、何となく掛引の自在を欠きそうです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...少し着膨れておりますが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...妹背山(いもせやま)の漁師鱶七のように横柄に着膨れて谷川に沿った一本道を歩いて行ったが...
久生十蘭 「生霊」
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