例文・使い方一覧でみる「着付け」の意味

...それで、彼の記述によると、「おなかが丸見えになる」さて、着付けは、あとは赤い仮髪（かつら）で完璧なものとなる...
リットン・ストレチー　Lytton Strachey 片岡鉄兵訳「エリザベスとエセックス」

...母親の手ぎわで着付けの美をそこなわないようにされていた... 母親の手ぎわで着付けの美をそこなわないようにされていたの読み方
ビクトル・ユーゴー　Victor Hugo 豊島与志雄訳「レ・ミゼラブル」

...「色直しの着付けを済まして... 「色直しの着付けを済ましての読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...七五のせまい着付けから膝つ小僧はみださせてゐるのなんて... 七五のせまい着付けから膝つ小僧はみださせてゐるのなんての読み方
長谷川時雨「水色情緒」

...黒一色の着付けで... 黒一色の着付けでの読み方
久生十蘭「雲の小径」

...綾模様（あやもよう）のこぼれそうな位なのを着付けていらっしゃる殿に対（むか）っていると... 綾模様のこぼれそうな位なのを着付けていらっしゃる殿に対っているとの読み方
堀辰雄「ほととぎす」

...「其の男」の相貌着付け等に関する細かい部分の供述を取り変えて...
牧逸馬「双面獣」

...吃驚（びっくり）して見上げると、腰を屈（かが）めた供の男の前に、立ちはだかった一人の浪人――月代（さかやき）が伸びて、青白い四角な、長い顔、羊羮色（ようかんいろ）になった、黒い着付けに、茶黒く汚れた、白博多（しろはかた）の帯、剥（は）げちょろの大小を、落し差しにした、この府内には、到るところにうようよしている、お定まりの、扶持（ふち）離れのならず士（ざむらい）だ... 吃驚して見上げると、腰を屈めた供の男の前に、立ちはだかった一人の浪人――月代が伸びて、青白い四角な、長い顔、羊羮色になった、黒い着付けに、茶黒く汚れた、白博多の帯、剥げちょろの大小を、落し差しにした、この府内には、到るところにうようよしている、お定まりの、扶持離れのならず士だの読み方
三上於菟吉「雪之丞変化」

...晋太郎を呼んで着付けさせた... 晋太郎を呼んで着付けさせたの読み方
山本周五郎「菊屋敷」

...すっかり着付け終ると... すっかり着付け終るとの読み方
山本周五郎「菊屋敷」

...着付けに劣らず派手だったが... 着付けに劣らず派手だったがの読み方
山本周五郎「竹柏記」

...「お好みがわからないものだから年ごろをたよりにわたしが選んだのだけれど」梶女は着付けをたすけながらそう云った...
山本周五郎「日本婦道記」

...髪かたちから着付けの端まで自分で面倒をみた... 髪かたちから着付けの端まで自分で面倒をみたの読み方
山本周五郎「日本婦道記」

...眼のさめるような色合の着付けで... 眼のさめるような色合の着付けでの読み方
山本周五郎「百足ちがい」

...はでな色調の着付け... はでな色調の着付けの読み方
山本周五郎「百足ちがい」

...化粧や着付けは、向うへいってからする、ということで、髪だけ結いあげたが、潮水につかったのだから、梳（す）くだけでも相当な手間であった...
山本周五郎「山彦乙女」

...着付けと身体（からだ）の極（きま）り工合を今一度見に出かけたと後（のち）になって僕に話しておりましたが... 着付けと身体の極り工合を今一度見に出かけたと後になって僕に話しておりましたがの読み方
夢野久作「押絵の奇蹟」

...それほどまでに牡丹と蝶々の着付けを大切にかけてお用いになりました...
夢野久作「押絵の奇蹟」

「着付け」の読みかた

「着付け」の書き方・書き順