...落ち着いて穏やかな気持ちで地に足を着けるのである...
ジェイムズ・アレン James Allen 大久保ゆう訳 「朝に想い、夜に省みる」
...船は方々に着けるし...
石井研堂 「元日の釣」
...次の岬には間違いなく着けるにきまっていると思った...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...私は津軽のこの金木町から津軽鉄道で一時間ちかくかかって行き着ける五所川原(ごしょがわら)という町に...
太宰治 「雀」
...禅宗の僧侶の衣の腰に着ける一本の紐を縫って持って来て...
田中貢太郎 「這って来る紐」
...日のある中に向うへ行き着けるだ...
田山花袋 「歸國」
...素早く浮袋を身に着けると...
寺島柾史 「怪奇人造島」
...ミュルミドネスの陣營に並に船に着ける使者...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...次第に惹き着けるようになった...
徳田秋声 「爛」
...実際の事実に多少の光沢(つや)を着けるくらいの事は...
夏目漱石 「明暗」
...緑町へ歸つたばかりの私と主人が驅け着けると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...出来るだけ心を落着けるようにして...
堀辰雄 「ほととぎす」
...その上へいつも研究所で着ている白いブルースを着けるだけで...
宮本百合子 「キュリー夫人」
...妻を失った良人(おっと)でないため喪服は着けることのできないため...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...」「お前は船頭だから道まで着けるのが役がらだから...
室生犀星 「命」
...もともとハシゴはやらないで腰を落ち着ける方なのであるが...
山之口貘 「酒友列伝」
...そしていったいどう落ち着けるおつもりです」「おれが嫁に貰う」あんまりずばりと云われたので大助はあっけにとられた...
山本周五郎 「新潮記」
...大弐どのに手を着けることができなかったのは『尊皇の大義』を説かれるところに在ったのです...
山本周五郎 「夜明けの辻」
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