...鉱夫たちを叱しはげまして着々と仕事をすすめた...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...いまはこの原野にも着々と開墾の鍬が入れられ...
太宰治 「津軽」
...いつもの伝で着々と事を処理し...
谷崎潤一郎 「細雪」
...而も着々として周囲にあるものを蚕食(さんしょく)し...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...生理学は――少なくともその進歩的な先端は――着々として物理学の水準に...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...下水道の事業は着々として勇ましく再び始められ続けられてきた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...着々と進んで行きました...
中里介山 「大菩薩峠」
...着々と摘発検挙をすすめて行った...
中島敦 「南島譚」
...その時若し一人でゐたならば可なり着々と何事にまれ運むでゐただらう時のやうである...
中原中也 「私の事」
...平次は着々とその支度を整へました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...戸畑側の新川(しんかわ)岸壁には、三菱炭積機が、着々と、工事を進められた...
火野葦平 「花と龍」
...その時既に数億の病菌が私の体内に着々と準備工作を進め...
北條民雄 「発病した頃」
...着々として山を買いとって...
三好十郎 「樹氷」
...殆ど無限ともいうべき各種の表現を行って着々と成果を挙げているのであります...
夢野久作 「鼻の表現」
...着々として戦(たたかい)の準備が整(ととの)うていった...
横光利一 「日輪」
...着々と功績をあげてきた...
吉川英治 「三国志」
...着々とすすませていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...ある大事を着々とすすめているというのだ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??