...新(あらた)に恐ろしき第二期計画に着々として準備を急いでいた...
海野十三 「国際殺人団の崩壊」
...――ロンドンにおける、計画は、着々として、なされたり...
コナンドイル 三上於莵吉訳 「グロリア・スコット号」
...着々として来つつある...
徳冨蘆花 「謀叛論(草稿)」
...この予言を活かすために昭和神聖会は巨万の浄財を撒き散らして信徒を農民の内に着々と開拓しつつあるらしい...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...着々と進めて行きつつあった...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...夫が嘘なら最近着々として発禁になりながら而も着々として殖えて行く各種の「実話」雑誌の大勢を見るが好い...
戸坂潤 「社会時評」
...なんと着々と進んでゆくことか...
豊島与志雄 「女心の強ければ」
...ともかくも着々と進んで行きつつあることに...
中里介山 「大菩薩峠」
...その方向に着々と進むなどということは...
中谷宇吉郎 「私の履歴書」
...彼の感知できない場所で既に着々と準備されてゐる...
原民喜 「火の踵」
...戸畑側の新川(しんかわ)岸壁には、三菱炭積機が、着々と、工事を進められた...
火野葦平 「花と龍」
...着々として山を買いとって...
三好十郎 「樹氷」
...着々として豊富な資力を注ぎ込んでゐるのと等しかつた...
横光利一 「静かなる羅列」
...着々として戦(たたかい)の準備が整(ととの)うていった...
横光利一 「日輪」
...着々と功績をあげてきた...
吉川英治 「三国志」
...内には、臣下と臣下との、こういう家政的な些事(さじ)にも心を用いながら、外にはまた、着々と、大局へ向って、大きな手を打ってゆくことも忘れていない信長であった...
吉川英治 「新書太閤記」
...ある大事を着々とすすめているというのだ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...着々として文化がすすみ...
和辻哲郎 「鎖国」
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