...昨夜もほとんど眠らないらしく...
梅崎春生 「赤い駱駝」
...眠らないようにとおもって心を彼方此方にやっていた...
田中貢太郎 「蘇生」
...そしてよつぴて眠らない...
ジェーン・テーラー 新美南吉訳 「ちらちら光れ小い星」
...いつまでも眠らないで...
豊島与志雄 「古木」
...眠らないのはごく悪いや...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...深雪が、部屋へ戻って来ると、灯は消していたが、未だ、眠らない、大勢の朋輩達は、低い声で、いつものように、小姓の噂をしたり、役者買いの話をしたりして、忍び笑いをしていた...
直木三十五 「南国太平記」
...まだ眠らない時分に来てくれたらよかりそうなものを...
中里介山 「大菩薩峠」
...昨夜はろくに眠らないほど考へたが――」「親分でもね...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...須彌壇の上の千兩箱を見る迄の出來事でせうね」「すると」「眠らないやうに思ひ込んでゐても...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...だから僕が何年間も眠らないでいることも宇宙に存在するかすかな出来事のような気がする...
原民喜 「鎮魂歌」
...あなたに会うまで眠らないと」五ロンドンに垂れこむ蒸(む)し暑い熱波が今の暴動をすっぽり包めば...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「死の川」
...二時間とは眠らないうちだつた...
牧野信一 「F村での春」
...眠らないでも済むようになるでせう...
牧野信一 「F村での春」
...夜の眼も眠らないかも知れないんだよ...
牧野信一 「城ヶ島の春」
...今夜これから眠ったらばあしたの朝は此儘死んでいるのではあるまいかなどと心配して夜も眠らないのがある...
正岡子規 「死後」
...千駄木の大家が夜二三時間しか眠らないで讀書するといふ噂を聽いて感歎したり...
正宗白鳥 「昔の西片町の人」
...何だって」露八の眠らない頭は...
吉川英治 「松のや露八」
...サク、サク、サク……と、眠らない前と、眠った後とでは、小刀の刃味までが違ってくる...
吉川英治 「宮本武蔵」
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