...破産したときに、残った通帳などが「真赤な数字」になることがある...
...彼女に告白されて、耳が「真赤」になってしまった...
...あの車は「真赤な」ボディカラーが特徴的だ...
...おしゃれなレストランで、食べ物が「真赤な」皿に盛り付けられていた...
...子どもが「真赤な」スイカを食べて、口の周りにシミができた...
...顔を真赤にしたが...
石川啄木 「病院の窓」
...真赤な硬い藻が、おそるべき力をひめていることが、こうして発見されたのである...
海野十三 「宇宙戦隊」
...西に傾(かたむ)いた太陽は、密雲(みつうん)の蔭にスッカリ隠れてしまったり、そうかと思うと急にその切れ目から顔を現わして、真赤な光線を、機翼(きよく)に叩きつけるのだった...
海野十三 「恐しき通夜」
...あの真赤に塗った壁です...
海野十三 「千早館の迷路」
...顔を真赤にしてそのまゝ御前を下(さが)つて行つたが...
薄田泣菫 「茶話」
...」日がだん/\と落つるに従つて南の山の上の雲は真赤な夕焼がし始めて...
高浜虚子 「落葉降る下にて」
...真赤に憤慨中の「印度人」が...
谷譲次 「踊る地平線」
...」サモイレンコは眼をぱちぱちさせて、真赤になった...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...顔が真赤になるのを感じた...
豊島与志雄 「或る男の手記」
...「よう、覚悟しているであろうな」「はい」七瀬は、そういって、暫くしてから「こう云うのは、何んであるが――母の口から云うべきことでないが――もう、或いは、一生の間、逢えぬかと思うから、申しますが、お前――益満さんを」綱手は俯向いて、真赤になった...
直木三十五 「南国太平記」
...ええか――」一人は、真赤な顔をして、扇を、膝の上へ正して「長歌」と、叫んだ...
直木三十五 「南国太平記」
...」と銀杏返は顔を真赤(まっか)に腰をかがめて会釈しようとすると...
永井荷風 「深川の唄」
...不思議な部屋で歯のまっしろな唇の真赤な女は自分の力を信じてうす笑いをして居る事がよくあった...
宮本百合子 「お女郎蜘蛛」
...こう云う目の見えなさは、脳の内膜が脳膜炎と同じような状態になって、目のぐるりの神経・血管その他に故障を起させたからだそうで、実際、先月の今頃、夢中だった時には、真赤に充血して、ふくれて飛び出した目をしていたそうです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...なに考えているの? 真赤な顔して...
山川方夫 「愛のごとく」
...若い人はこう尋ねられると顔を真赤にしましたが...
夢野久作 「オシャベリ姫」
...するとその中から顔を真赤にした洋装の一人がおずおずと進み出て...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...真赤な唇をポカンと開いて見せた...
夢野久作 「人間レコード」
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