...破産したときに、残った通帳などが「真赤な数字」になることがある...
...彼女に告白されて、耳が「真赤」になってしまった...
...あの車は「真赤な」ボディカラーが特徴的だ...
...おしゃれなレストランで、食べ物が「真赤な」皿に盛り付けられていた...
...子どもが「真赤な」スイカを食べて、口の周りにシミができた...
...顔真赤にして俯向(うつむ)いている...
伊藤左千夫 「野菊の墓」
...三千度の溶鉱炉が真赤に燃え...
海野十三 「空襲葬送曲」
...一筋(ひとすじ)タラリと真赤(まっか)な液体が流れ...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...とかと真赤(まっか)になって騒(さわぎ)を返(かえ)す...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六号室」
...「恋の灯かがやく、真赤な色に、胸のエプロン、どう染まる」――これは知っているが、あとの歌詞は知らない...
高見順 「いやな感じ」
...それは真赤ないつわりであった...
太宰治 「畜犬談」
...涙のきらきらする真赤な眼で私を見ながら言った...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...真赤になって怒っていた...
豊島与志雄 「黒点」
...真赤になりました...
豊島与志雄 「古木」
...そして自分の真赤なのがだれの眼にもついてることと考え...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...クリストフはうれしさに真赤(まっか)になりながら...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...お悦は真赤な頬をふくらし乳母も共々...
永井荷風 「狐」
...真赤な色をしている...
中谷宇吉郎 「黒い月の世界」
...真赤な靄(もや)がたちこめて...
長谷川時雨 「朱絃舎浜子」
...真赤に火のついた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...真赤な着物を着た女の人が出て来た...
宮本百合子 「幸福について」
...そうして少し涙ぐんだまま頬を真赤に染めた...
夢野久作 「二重心臓」
...今まで列車の尻ベタに吸い付いていた真赤な三日月をヤット地平線上に振り離したばかりのところである...
夢野久作 「人間レコード」
便利!手書き漢字入力検索