...それは創作の真諦(しんてい)に盲目なものの言なのだ...
芥川龍之介 「芸術その他」
......
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...そこに人生の真諦があるのではあるまいか...
種田山頭火 「行乞記」
...日本固有芸術の中にモンタージュの真諦(しんたい)を発見して驚嘆すると同時に...
寺田寅彦 「映画芸術」
...すでに前条に述べたような「人生の記録と予言」という意味での芸術としての文学の真諦(しんたい)に触れるものは...
寺田寅彦 「科学と文学」
...一日汗水たらして働いた後にのみ浴後の涼味の真諦(しんたい)が味わわれ...
寺田寅彦 「涼味数題」
...不敏な吾々は今日に至ってもまだ紀平式ヘーゲル(?)歴史哲学の真諦を理解出来ないのが遺憾だが...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...さっきわたしのいった不思議な快感の真諦が蔵されているのである...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...斯くて伯が七年間の囹圄に於て領悟したる真諦は...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...前者は漢方医学の真諦であり...
豊島与志雄 「自由人」
...芸術的構成の真諦を解するものと云ってよいだろう...
豊島与志雄 「性格批判の問題」
...臨済録の真諦をなすものであって...
豊島与志雄 「非情の愛」
...出世間の法が真諦である...
三木清 「親鸞」
...真諦俗諦の語がかくのごとく『教行信証』化巻において時代を勘決して正像末法の旨際を開示するにあたって...
三木清 「親鸞」
...始めの態度もまたエピクロス説の真諦であるという...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...即滅無量罪障(そくめつむりょうざいしょう)の真諦(しんたい)を授け...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...鼻の表現の真諦に入る階梯とはならないのであります...
夢野久作 「鼻の表現」
...道の真諦(しんたい)を説くだけだった...
吉川英治 「親鸞」
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