...」と世馴れた番頭が真新しい油もまだ白いのを...
泉鏡花 「遺稿」
...真新しいはさて可(い)いが...
泉鏡花 「歌行燈」
...正札のついた真新しい湯沸(ゆわかし)を達引(たてひ)いてくれた心意気に対しても...
泉鏡花 「唄立山心中一曲」
...――もっと深入した事は、見たまえ、ほっとした草臥(くたび)れた態(なり)で、真中(まんなか)に三方から取巻いた食卓(ちゃぶだい)の上には、茶道具の左右に、真新しい、擂粉木(すりこぎ)、および杓子(しゃくし)となんいう、世の宝貝(たからもの)の中に、最も興がった剽軽(ひょうきん)ものが揃って乗っていて、これに目鼻のつかないのが可訝(おかし)いくらい...
泉鏡花 「貝の穴に河童の居る事」
...真新しい菅笠の真紅なくけ紐をふくらんだ顎にクツキリと食いこませたその姿が...
伊藤永之介 「押しかけ女房」
...総じて真新しいものに較べて柔かみのある落着いた感じのするものとなります...
上村松園 「絹と紙の話と師弟の間柄の話」
...どれも真新しいものと変りないのです...
上村松園 「わが母を語る」
...真新しい寒冷紗(かんれいしゃ)づくりの竜幡(りゅうはん)が二流(りゅう)ハタハタと揺(うご)めいている新仏(にいほとけ)の墓が懐中電灯の灯りに照し出された...
海野十三 「人間灰」
...それはまだ磨いたばかりの真新しい墓石であることが分った...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...外側から真新しい柄杓の底をコジ開けると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...真新しい札にも何の異状もありません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...大黒屋の裏口で殺されたという、番頭正次郎の死体は取り入れましたが、不思議なことに死体があったという裏口から、大川へ通う路地には、栞(しおり)代りに撒(ま)いたように、真新しい小判が、幾十枚となく落散っているのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「待て待て、紅皿は真新しい、買ったばかりで手が付いていない、――それに半襟だけは余計だ」平次は落着払ってその下を見ると、底の方へ押込むように入れてあるのは、一口(ひとふり)の匕首(あいくち)、抜いてみると、思いの外の凄い道具です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ザクザクと真新しい小判...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...首に巻いたのは、真新しい手拭、顔は痛々しく苦悩に歪んで、その端正さを失いましたが、それがまた一つの破壊された美しさで、野次馬の同情と好奇心をかき立てるのでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...真新しい作り立てのものにも...
柳宗悦 「民藝四十年」
...真新しい黒のベロア帽...
夢野久作 「少女地獄」
...これも毛深い真新しい手袋を取って私に渡した...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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