...愛子(あいこ)も貞世(さだよ)もどんな恐ろしい期待に震えながら自分の帰るのを待ちわびているだろう...
有島武郎 「或る女」
...彼の苦言もただヨブより哀哭(あいこく)の反覆を引き出したのみに終った...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...ヨブに起りし光明の一閃(いっせん)は消えて再び哀哭(あいこく)に入るのである...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...七節よりは悲痛極まる哀哭(あいこく)の語を発する...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...という合言葉(あいことば)を口走った瞬間...
海野十三 「超人間X号」
...合言葉(あいことば)のように...
海野十三 「時計屋敷の秘密」
...とにかく今回でおあいこだ...
三上於菟吉訳 大久保ゆう改訳 「自転車乗りの影」
...十五魯の哀公(あいこう)が西の方(かた)大野(たいや)に狩(かり)して麒麟(きりん)を獲(え)た頃...
中島敦 「弟子」
...さあいこう、にいさん...
新美南吉 「病む子の祭」
...そのこれを主張することいよいよ盛なる者に附するに忠君(ちゅうくん)愛国(あいこく)等の名を以てして...
福沢諭吉 「瘠我慢の説」
...あいこでしょ...
槇本楠郎 「月夜のかくれんぼ」
...また同一の人にして時に従つて感情相異(あいこと)なるあり...
正岡子規 「俳諧大要」
...『何(なん)と申(まを)す名(な)ぢや?子供(こども)』『私(わたし)の名(な)は愛子(あいこ)です...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...で、あいこです...
宮原晃一郎 「熊捕り競争」
...町筋ごとに損害の程度は相殊(あいことな)っていたが...
森鴎外 「渋江抽斎」
...哀哭(あいこく)してとりすがったが...
吉川英治 「新・水滸伝」
...清原(きよわら)の藍子(あいこ)といい...
吉川英治 「平の将門」
...若年から愛顧(あいこ)をうけている仁和寺の式部卿宮(しきぶきょうのみや)の許へも伺った...
吉川英治 「平の将門」
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