...彼は理非も忘れるほど真底(しんそこ)から一時に腹が立った...
芥川龍之介 「素戔嗚尊」
...そう云って真底から恐ろし相な表情をした...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...この御恩は忘れません」と小虎は真底から感謝した...
江見水蔭 「死剣と生縄」
...これは実に困ったと真底(しんそこ)から私は困り抜きました...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...真底からは青江を愛し...
豊田三郎 「リラの手紙」
...しかし見た処の外観からして如何にも真底(しんそこ)からノラらしい深みと強みを見せようというには...
永井荷風 「妾宅」
...真底(しんそこ)のどこにか人の情の温か味というものがこの冷たい人の血肉の間にも潜(ひそ)んでいて...
中里介山 「大菩薩峠」
...レオリスとブゼルは大道を辿(たど)っています……そこで自然の秘密を真底から知ったり...
中里介山 「大菩薩峠」
...真底(しんてい)を自白すると...
夏目漱石 「行人」
...その真底(しんそこ)を探(さぐ)ると...
夏目漱石 「明暗」
...真底から空虚になつて来るやうな気がした...
牧野信一 「白明」
...真底から良心的な朝の二時間または三時間にわたって...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...真底から兄事しているようすでなにごとも秀之進の云うままだった...
山本周五郎 「新潮記」
...真底から恐懼(きょうく)しているふうでもない...
吉川英治 「大岡越前」
...女性が真底から真剣に自己を研(と)ぎすましてみせるときのあの姿なのである...
吉川英治 「私本太平記」
...このときだけは真底(しんそこ)...
吉川英治 「私本太平記」
...その真底はもう申しあげ尽しておる...
吉川英治 「新書太閤記」
...真底(しんそこ)...
吉川英治 「新・水滸伝」
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