例文・使い方一覧でみる「真向」の意味


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...真向からきめつけると...   真向からきめつけるとの読み方
芥川龍之介 「妖婆」

...一日の行楽に遊び疲れたらしい人の群れにまじってふきげんそうに顔をしかめた倉地は真向(まっこう)に坂の頂上を見つめながら近づいて来た...   一日の行楽に遊び疲れたらしい人の群れにまじってふきげんそうに顔をしかめた倉地は真向に坂の頂上を見つめながら近づいて来たの読み方
有島武郎 「或る女」

...道をへだてた真向うのT館から...   道をへだてた真向うのT館からの読み方
高見順 「如何なる星の下に」

...ひた向きな異性の熱情を真向(まとも)に感ずるのだった...   ひた向きな異性の熱情を真向に感ずるのだったの読み方
徳田秋声 「縮図」

...積極的に真向から主観(即ち意識・観念・等々)の優位を説く処の観念論は云うまでもなく...   積極的に真向から主観の優位を説く処の観念論は云うまでもなくの読み方
戸坂潤 「現代唯物論講話」

...幸いにそれを真向(まっこう)から受ける相手がいない...   幸いにそれを真向から受ける相手がいないの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...さうして此(この)変化は既に独逸が真向(まつかう)に振り翳(かざ)してゐる軍国主義の勝利と見るより外に仕方がない...   さうして此変化は既に独逸が真向に振り翳してゐる軍国主義の勝利と見るより外に仕方がないの読み方
夏目漱石 「点頭録」

...わが現在の存在をも失うに至るべしとの恐ろしさが彼らを真向(まとも)に圧迫するからである...   わが現在の存在をも失うに至るべしとの恐ろしさが彼らを真向に圧迫するからであるの読み方
夏目漱石 「マードック先生の『日本歴史』」

...真向いにパン屋の店があるのでした...   真向いにパン屋の店があるのでしたの読み方
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」

...歌ごえは真向いの段々畑からばかりではなく...   歌ごえは真向いの段々畑からばかりではなくの読み方
久生十蘭 「生霊」

...真向からきた一弾に胸板を射ぬかれた...   真向からきた一弾に胸板を射ぬかれたの読み方
久生十蘭 「うすゆき抄」

...あたしは山木の真向いへ坐って...   あたしは山木の真向いへ坐っての読み方
久生十蘭 「魔都」

...今にも真向(まっこう)から跳りかからんばかりの気勢を示したが...   今にも真向から跳りかからんばかりの気勢を示したがの読み方
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」

......   の読み方
逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」

...受話機を握つたまゝ横を向くと真向きの壁に懸つてゐるビールの広告鏡に全身が映つてゐるのに気づいた...   受話機を握つたまゝ横を向くと真向きの壁に懸つてゐるビールの広告鏡に全身が映つてゐるのに気づいたの読み方
牧野信一 「心象風景(続篇)」

...真向正面より打ちてかかる...   真向正面より打ちてかかるの読み方
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」

...まだ真向(まむき)にこの御扉(みとびら)のうちへこそ向え」自分を叱咤して...   まだ真向にこの御扉のうちへこそ向え」自分を叱咤しての読み方
吉川英治 「親鸞」

...やがて真向いの校舎の二階から三十歳あまりのしとやかな婦人が私の声を聞きつけたと見えて降りて来た...   やがて真向いの校舎の二階から三十歳あまりのしとやかな婦人が私の声を聞きつけたと見えて降りて来たの読み方
若山牧水 「みなかみ紀行」

「真向」の読みかた

「真向」の書き方・書き順

いろんなフォントで「真向」

「真向」の英語の意味


ランダム例文:
朝倉山   充満   単于  

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