...爰(ここ)に初めて真人(しんじん)と...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...切(せ)めては世間並(せけんなみ)の真人間(まにんげん)にしなければ沼南の高誼(こうぎ)に対して済まぬから...
内田魯庵 「三十年前の島田沼南」
...俺あ真人間にならなくちゃあならんし...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...また腰をおろして)真人間になれ!睦子...
太宰治 「冬の花火」
...――居候・やっかい者・まま子・連れ子・ひねくれ・ぐず・お世話・ご恩・真人間……言うほうはなんでもない当たりまえのように使っている言葉...
永井隆 「この子を残して」
...それで真人間(まにんげん)になろうというのはちっと無理だ...
中里介山 「大菩薩峠」
...半次郎はすっかり改心して真人間に返り...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ペリトリが真人間になってないとすれば...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...一切の誤った文化の迷蒙から剥脱した真人...
百田宗治 「君達に送る――新しい民衆の精神」
...いよいよ真人間だ...
横光利一 「旅愁」
...野(や)に真人(しんじん)あり一亡国の最後をかざる忠臣ほど...
吉川英治 「三国志」
...真人間(まにんげん)にはなりませんといったくらいだ――という話を...
吉川英治 「神州天馬侠」
...やがて羅真人(らしんじん)の住(じゅう)す道教寺の石階を踏み...
吉川英治 「新・水滸伝」
...「真人さま...
吉川英治 「新・水滸伝」
...真人の仙術やら妖法を目に見せられたに相違ない...
吉川英治 「新・水滸伝」
...てめえも真人間になれと懇々(こんこん)いわれたので...
吉川英治 「親鸞」
...いったいこの世の中のどこに真人間なんて者がいるかってんだ...
吉川英治 「親鸞」
...真人間への意欲をしきりと抱いていた折なので...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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