...その者は真人間(まにんげん)ではない」といいだしたことである...
海野十三 「奇賊は支払う」
...俺あ真人間にならなくちゃあならんし...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...いまちょうど遣唐大使丹遅真人広成の船が帰ろうとしている...
高楠順次郎 「東洋文化史における仏教の地位」
...――居候・やっかい者・まま子・連れ子・ひねくれ・ぐず・お世話・ご恩・真人間……言うほうはなんでもない当たりまえのように使っている言葉...
永井隆 「この子を残して」
...真人なら宇宙の大道を会得(えとく)していて...
中島敦 「悟浄出世」
...手前がこれをキッカケに真人間に返れば...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...せめて倅(せがれ)だけは真人間にしたいというので...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...せめて真人間の心に返させるつもりでしたが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...生涯ぼくは真人間になれない...
久生十蘭 「だいこん」
...超然として心を物外に居きながら敢然として身を物内に投じて活殺自在の働きを為し得る真人間は存外少ない...
二葉亭四迷 「旅日記」
...夫孫真人世以為仙医...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...これから一生懸命働いてお前を病院さ入れて真人間にしてやるよ...
矢田津世子 「反逆」
...真人間(まにんげん)にはなりませんといったくらいだ――という話を...
吉川英治 「神州天馬侠」
...ここの老真人もいうのであった...
吉川英治 「新・水滸伝」
...ふざけやがってよ! 羅真人か糞羅漢(くそらかん)か知らねえが...
吉川英治 「新・水滸伝」
...羅真人のあたまをめがけ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...いったいこの世の中のどこに真人間なんて者がいるかってんだ...
吉川英治 「親鸞」
...うちの良人(ひと)が真人間になってくれるよう...
吉川英治 「親鸞」
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