...『真人の出現』の条下に於(おい)て...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...すなわちすべての真人の経過する苦闘である...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...その者は真人間(まにんげん)ではない...
海野十三 「心臓盗難」
...心を入れ替えて真人間になったと云うところを見せるのでなければ...
谷崎潤一郎 「細雪」
...きっと真人間になって見せる! なって見せる! 酒の勢かそれとも真実そうなのか...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...それで真人間(まにんげん)になろうというのはちっと無理だ...
中里介山 「大菩薩峠」
...手前がこれをキッカケに真人間に返れば...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...せめて真人間の心に返させるつもりでしたが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...われわれは幸福な真人間になることができると私は思います...
三好十郎 「恐怖の季節」
...紫の匂へる妹を憎くあらば人妻ゆゑにわれ恋ひめやも(天智天皇皇太子)我が兄子は何所ゆくらむおきつものなばりの山を今日か越ゆらむ(当麻真人麻呂妻)我妹子をいさみの山を高みかも大和の見えぬ国遠みかも(石上大臣)これらの主題の単純性は...
三好達治 「万葉集の恋歌に就て」
...白水真人久絶交...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...そして――真人間に...
山本周五郎 「お美津簪」
...あとで思い出して笑っちゃいけないよ久弥……おれははじめて真人間に帰ったんだ...
夢野久作 「あやかしの鼓」
...そして真人間に返らんものと...
吉川英治 「新・水滸伝」
...羅真人(らしんじん)の仙術...
吉川英治 「新・水滸伝」
...そっと、李逵が法院窓の障子に舌で穴をあけて内を覗いてみると、なんと、この森沈(しんちん)たる深夜なのに、羅真人はなお、椅子(いす)に端座したままであり、唇(くち)に玉枢宝経(ぎょくすうほうきょう)を小声で誦(ず)している態(てい)なのだ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...うちの良人(ひと)が真人間になってくれるよう...
吉川英治 「親鸞」
...真人間に生き甦(かえ)るのだ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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