...この事件の真っ只中へ飛こんで来たと聞いて...
野村胡堂 「古城の真昼」
...とうとうこの難事件の真っ只中に飛込んで行くことになってしまいました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...つい度を越したことをさせてしまったわ」Kは机を部屋の真っ只中(ただなか)に置き...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...その真っ只中に立ち...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...気がついて見ると引っ繰り返すようなその大騒ぎの真っ只中で...
久生十蘭 「魔都」
...今加十の頭の中は疾風怒濤時代(ストルム・ウント・ドランク)の真っ只中にいる...
久生十蘭 「魔都」
...全ての失望と悩みの種の真っ只中に慰めを残しておいている...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...記憶こそ諸知覚の継起の全変化の真っ只中で...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...晴れているのに少しも日のさし込んでこないガランとした冷たい本堂の真っ只中に...
正岡容 「小説 圓朝」
...雲掻きみだして青い池の真っ只中をアプアプ小圓太は泳いでいた...
正岡容 「小説 圓朝」
...その興奮のるつぼの真っ只中を...
正岡容 「小説 圓朝」
...そうした目狂おしいばかりの非常時歳時記の真っ只中で...
正岡容 「小説 圓朝」
...文明開化の真っ只中...
正岡容 「我が圓朝研究」
...その真っ只中で怪談噺で一世に覇を唱えた彼圓朝である...
正岡容 「我が圓朝研究」
...あの山懐の真っ只中で行き倒れてしまうのではなかろうか...
松濤明 「春の遠山入り」
...その真っ只中に真っ暗なガラン洞の小屋が控えてある...
松濤明 「春の遠山入り」
...もっと端的にその真っ只中へ飛び込んで一つに相解かれたいと願う心――...
松濤明 「山想う心」
...ふと今自分はそれと劣らぬ愉楽の頂きへかけ昇ろうとしている真っ只中にいるのだと思った...
横光利一 「旅愁」
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