...怪異の起こるごとに真っ先に騒ぎ出すのはこの女で...
井上円了 「おばけの正体」
...お静危難銭形平次と八五郎を真っ先に...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...でもアストリア大使が真っ先にこの一時間...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...一方では真っ先に激情をあおり...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...慎重な資本家の中には真っ先に危険に感づくものもいたが...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「バブル崩壊」
...その中(うち)でも「不良性」は真っ先にこの刺戟に感じ易い...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...どこの村より真っ先かけの立派な完納ぶりが...
横光利一 「夜の靴」
...いきなり真っ先に来た千浪の天蓋(てんがい)へザクリッと割りつけた...
吉川英治 「剣難女難」
...真っ先に船をとばして...
吉川英治 「三国志」
...真っ先に戦禍(せんか)をうける...
吉川英治 「新書太閤記」
...――これが隣国となら、真っ先に、白髪首(しらがくび)を、投げ出してもよいが」――外はもう暗い...
吉川英治 「新書太閤記」
...見参(げんざん)」真っ先に...
吉川英治 「新書太閤記」
...そのくせ、真っ先に、暴徒のような勇気を奮って、奥の金目な物や、大事な什器(じゅうき)などを、争って外へ担ぎ出していたのは彼らであったが、その品物も見あたらなければ、奉公人たちも見えないのである...
吉川英治 「親鸞」
...自分が真っ先に槍をすすめ...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...――死罪の者に対して、猶予(ゆうよ)を与えなどしては、江戸表への御報告も偽りになる』当夜の立会人のひとり――城番加役宮崎若狭守(わかさのかみ)の子息市之丞がそう云って、真っ先に、執行に立った...
吉川英治 「夏虫行燈」
...不服などと」「真っ先に...
吉川英治 「源頼朝」
...敢然とひとり真っ先に起って...
吉川英治 「源頼朝」
...ただ死神の眼に真っ先につかまることを...
吉川英治 「宮本武蔵」
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