...君は真っ先に現場へモーターボートを飛ばした...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...第一図……この絵を見ました時に真っ先に感じましたことは...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...気に掛けて真っ先にこないだの墓と覚しきもののところへ行って見たら...
橘外男 「逗子物語」
...我々真っ先に討って出て花々しき合戦をなし...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...いつも流行唄(はやりうた)を真っ先に覚えて来ては...
谷崎潤一郎 「幇間」
...真っ先にそう心に秘めながら...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...そこの二人と責任者を真っ先に調べよ」「不当だ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...真っ先に立って行く手を遮りはしないと思います...
宮本百合子 「男…は疲れている」
...病人は立ち上がって真っ先きに戸口を出た...
シュニッツレル Arthur Schnitzler 森鴎外訳 「みれん」
...だが、真っ先の一騎が、「火急の際、無断、まかり通る」と、いきなり馬の背から降りて、そこの閂(かんぬき)を勝手に外し、さっと押開いて、「それ行け」と、すぐまた鞍の上に跳びつくやいな、まるで弾丸のように駆け抜けて行った...
吉川英治 「上杉謙信」
...真っ先にこそこそ帰った...
吉川英治 「三国志」
...袁紹を真っ先として...
吉川英治 「三国志」
...真っ先に行った周だけは...
吉川英治 「三国志」
...――これが隣国となら、真っ先に、白髪首(しらがくび)を、投げ出してもよいが」――外はもう暗い...
吉川英治 「新書太閤記」
...真っ先に腰を上げたものである...
吉川英治 「新書太閤記」
...誰より真っ先に駈けつけるのが当然なものと...
吉川英治 「新書太閤記」
...時代の真っ先に送り出していることは...
吉川英治 「新書太閤記」
...「いかにもその目的のために、真っ先に、剣山の間者牢(かんじゃろう)を訪れようと計っているが、さて阿波へ入り込んだ上には、さまざまな詮議(せんぎ)迫害がそれを拒むに違いない...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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