...夫人から悲報を真っ先に受けたわけである...
大阪圭吉 「花束の虫」
...するとお医者様が真っ先になって...
大阪圭吉 「幽霊妻」
...三十二何も知らない雪子が真っ先に...
谷崎潤一郎 「細雪」
...高夏秀夫斯波弘(しばひろし)様その二十六日の午(ひる)頃、父につれられて出迎えに行った弘は、船の廊下を尋ね廻っていち早く船室を捜しあてると、「小父さん、犬は?」と、真っ先にきいた...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...真っ先なるは、二間の竹竿(たけざお)、続(つ)づく二人は右側に櫂(かい)、左に立つは同じく竿である...
夏目漱石 「虞美人草」
...「お」真っ先に立った山浦丈太郎が...
野村胡堂 「大江戸黄金狂」
...真っ先に飛出す佐七だ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「灯(あかり)」真っ先のお勢が叫ぶと...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...若さに任せて真っ先に列を離れ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...真っ先に活動し始めたのは蝉だ...
横光利一 「夜の靴」
...その真っ先に立ったのが柿崎和泉守の隊だった...
吉川英治 「上杉謙信」
...すると、鉄甲にきびしく鎧(よろ)った一名の大将が、真っ先に出て、「われはこれ猿臂将軍(えんぴしょうぐん)の蔡陽(さいよう)である...
吉川英治 「三国志」
...見ると真っ先に趙雲子龍...
吉川英治 「三国志」
...――これが隣国となら、真っ先に、白髪首(しらがくび)を、投げ出してもよいが」――外はもう暗い...
吉川英治 「新書太閤記」
...真っ先に訪ねては来ない...
吉川英治 「新書太閤記」
...なぜか真っ先に走ったので...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...「いかにもその目的のために、真っ先に、剣山の間者牢(かんじゃろう)を訪れようと計っているが、さて阿波へ入り込んだ上には、さまざまな詮議(せんぎ)迫害がそれを拒むに違いない...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...不服などと」「真っ先に...
吉川英治 「源頼朝」
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