...自分が身に引き受けて看護するから...
有島武郎 「或る女」
...小言(こごと)がましき時にあたって慈愛の情の平常(つね)に勝(まさ)り病子を看護するを見たり...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...敵の負傷兵までも鄭重(ていちょう)に看護する計画をしている...
丘浅次郎 「人道の正体」
...病人を看護する追加的なリスクを持っている...
ジョン・スノウ John Snow 水上茂樹訳 「コレラの伝染様式について」
...さうして「入院するとなると附添うて看護するのは誰であらう...
高濱虚子 「續俳諧師」
...睡眠不足と心配とから來る心身の疲勞と漸く其聲に馴れた神經の遲鈍とで遂には看護婦同樣唯器械的に看護する迄となつた...
高濱虚子 「續俳諧師」
...愛妻を看護する傍(かたわら)...
田中貢太郎 「前妻の怪異」
...あれほどまでにして貰ふ仕合せな! その病人の傍を片時も去らずに看護する男子……...
田山花袋 「道綱の母」
...この骨肉の愛にさへ見放された悲しき病者を看護する四人の方々と...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...病人を看護するには...
豊島与志雄 「女客一週間」
...病める人々を看護する...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...余を看護するために...
夏目漱石 「思い出す事など」
...夫(おつと)として看護する責任がある」「僕は君に詫(あやま)つた...
夏目漱石 「それから」
...夢中で看護するのであった...
原民喜 「廃墟から」
...南蛮寺で全身がくずれ見るかげもなくなった大炊介の母の香具にめぐりあって看護することなどある...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...横浜で病いにかゝった叔父を看護する目的からであった...
松永延造 「ラ氏の笛」
...家に病むものがあつて看護する義ではあるまい...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...病人と看護する者の間ほど...
吉川英治 「平の将門」
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