...終始おのれを客観的な位置にばかり据えていたのではいかに熱心に看視していてもどこかに見落しや...
伊丹万作 「演技指導論草案」
...必要な度に与えることにしますから」それから病院での看視も...
梅崎春生 「凡人凡語」
...しかもその停車場(スタンド)には前述のように道路の上に遮断機が下りていて番人の厳重な看視の下(もと)に切符なしでは一般に通行を許さない...
大阪圭吉 「白妖」
...それは非常な心配のこもった眼で看視される...
谷譲次 「踊る地平線」
...看視員が島を引きあげると...
久生十蘭 「海豹島」
...じっと看視されているのではないかというような気がする...
久生十蘭 「墓地展望亭」
...勢い看視所を離れることを余儀なくされ...
久生十蘭 「魔都」
...木華里(ムカリ)の看視兵へ)おい! 表門に石を積んで...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...看視兵ら、声に応じて将校とともに、露台上手へ駈け去る...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...凡てが平靜でねばりのある濡れたものの膨脹感の看視のもとに...
室生犀星 「帆の世界」
...「――おらなんにもしてねえだよ」「なんにもしてねえって」と看視人が云った...
山本周五郎 「青べか物語」
...看視人も早いが逃げる男も早く...
山本周五郎 「青べか物語」
...階上へ二人の看視が付いた...
山本周五郎 「いさましい話」
...人足たちの動静を看視するのにもっとも都合のいい位置にあった...
山本周五郎 「さぶ」
...一人は安芸と甲斐を看視していた...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...心理が中軸をなしつつ論理という魔力の無限に行う破壊を看視する能力であることは...
横光利一 「スフィンクス(覚書)」
...敵の行動を看視するがよろしいと思う」その言葉の終るか終らぬうち...
吉川英治 「三国志」
...長屋の名を「看視長屋」というのは...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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