...これも別項「奇矯な着想」にしるしたのでここには省く...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...これもしばしば書いているので、省くことにする...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...面倒を省く為に、軍治は客と同じ食事を宛(あ)てがつて貰つてゐた...
田畑修一郎 「鳥羽家の子供」
...この点については私の旧著『技術の哲学』で触れてたことがあるから省く...
戸坂潤 「技術的精神とは何か」
...別に新聞社=新聞紙とか放送局=ラジオセットと云ったようなインスティチュートなりオルガンなりがないのだから省くのである...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...前置きを省くわけにはいかないんだよ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...わざとここには省くことにする...
堀口九萬一 「東西ほくろ考」
...ちょっと長いから省く――驚いたことには...
牧逸馬 「沈黙の水平線」
...この某誌なる雑誌に登録することを承知したか? といふ説明は省くが...
牧野信一 「「或る日の運動」の続き」
...然(しか)れども瓦斯の使用は軽便と清潔と人の手数とを省く点において費用の減少よりもなお大(おおい)なる利益あり...
村井弦斎 「食道楽」
...私らにはよくわからない社会のことですから上の品は省くことにしましょう...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...この仰せのお言葉は女である筆者が採録申し上げて誤りでもあってはならないから省く...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...」自註は煩を憚つて省く...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...既に引いてあるから省く...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...以下意篤との往来は省く...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...これは個別に年頭の回礼をする煩を省くためで...
山本周五郎 「末っ子」
...言葉を省くと人思へり...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...わが歌に省くべきもの無し...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??