...古人と心相通ずるの感を抱かざるを得ない...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...国音相通ずるより...
高木敏雄 「比較神話学」
...一味相通ずるものがある...
種田山頭火 「行乞記」
...乗客はみんな石ころであって自分もその中の一つの石ころになって周囲の石ころの束縛をあきらめているところにおのずから「三上」の境地と相通ずる点が生じて来る...
寺田寅彦 「路傍の草」
...作品に書いた平賀源内などに相通ずるものがあったのであろうか...
豊島与志雄 「十一谷義三郎を語る」
...天空に散布してる無数の星辰の輝きに相通ずるものである...
豊島与志雄 「大自然を讃う」
...生物の秘奥に一脈相通ずる気持であり...
豊島与志雄 「文学以前」
...紙一重で相通ずるものだと知った...
豊島与志雄 「山吹の花」
...相通ずる變則があるやうに聞え...
内藤湖南 「平安朝時代の漢文學」
...浄土図の背景と相通ずるものかと推量される...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...ネオ・スピリチュアリズムの運動と一脈相通ずるものがあると言われ...
野村胡堂 「楽聖物語」
...アウエルバツハの歌)以上は相通ずる意味を持つものであり...
牧野信一 「今年発表した一ばん好きな自作について」
...夫々独自であると同様に一味相通ずる「スタビリチイ」の精神に...
牧野信一 「余の倅に就いて」
...それがナニヌネの五音相通ずる音便によって昔どこかでサナカズラと呼んでいたのではなかったろうかと推量の出来ないこともあるまいように感ずる...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...上層と下層と相通ずるには石階を取つて迂回(うかい)すべく...
正岡子規 「四百年後の東京」
...多くの場合に訳経の竜と相通ずる奴だ(後に弁ずるを読まれよ)...
南方熊楠 「十二支考」
...抽の三字は皆相通ずるのである...
森鴎外 「渋江抽斎」
...この画像と広隆寺講堂の阿弥陀像との間には相通ずるところがある...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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