...相談なしに東京に連れて行かれたので...
伊波普猷 「私の子供時分」
...あなたは、僕に相談なしに、まずいことをしました...
海野十三 「四次元漂流」
...書物の値段が自分に相談なしに...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...」物の値段は青楼(ちやや)の主人には相談なしに騰(あが)つて来た...
薄田泣菫 「茶話」
...鹿子木氏が写生にひまどつてゐる間(ま)に柳の方では又しても画家(ゑかき)に相談なしで勝手に葉を伸ばしてゐたのだつた...
薄田泣菫 「茶話」
...旦那の留守に何も相談なしにやっておしまいなさるというは...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...無論当人と相談なしにやれることだから...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...君ちゃんが俺(おい)らに相談なしで...
中里介山 「大菩薩峠」
...与八に相談なしにする仕事はあっても...
中里介山 「大菩薩峠」
...君は僕と相談なしに定めているということなんだね?』『ふむ...
前田河広一郎 「ニュー・ヨーク 『青春の自画像』より」
...相談なしに何をしたのだ」怒(おこ)っているのである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...それは男どもが彼女たちに相談なしに作り上げたものであるから...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...……それから紋でございますが、御相談なしに、揚羽蝶(あげはのちょう)としておきましたが」「あ、それは鷹(たか)の羽にかえてもらいたいね」「鷹の羽ですッて」「いけないかえ?」衣裳屋は吹き出しそうになって、「太夫さんが鷹の羽はヘンでげしょう...
吉川英治 「江戸三国志」
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