...相見る可からずと...
高木敏雄 「比較神話学」
...四五日後にはいかに燃えても再び相見ることが出来ないといふことで許さるべきではないか...
田山録弥 「時子」
...彼らの相見るや、実に嘉永四年江戸においてす...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...人と人とが相見る場合にしかいふ「見る」の類であつて...
波多野精一 「時と永遠」
...僕のこの仕事が或る完成を遂げたら再び相見るであらう――と云ひ残して行つたが...
牧野信一 「交遊秘話」
...諸君とマメイドに再び相見るであらうことを――...
牧野信一 「初夏通信」
...君が近々帰朝して僕等は相見るであらうが自分の身の上には何の変つたこともない――おそらく君の上も...
牧野信一 「なつかしき挿話」
...しかも長く相見る時を得なかった二人はたまたま得た会合の最初にまず泣いた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...その人をいかにして幸福ならしめ常に相見る方法をいかにして得ようかとばかり考えておいでになった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...遂に相見ることの已むべからざるに至つたやうに推測する...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...未だ相見るに及ばなかつたものと推するのである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...中に就いて木村は茶山が甲戌乙亥の遊に相見ることを得なかつたために...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...時に此第二第三の人物と相見るや否やを問ひ...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...しかし幸いにも、拙者と彼とは、――形の交わりはないが、つねに戦場の好敵手として、相見るたび、心契(しんけい)の誼(よし)みに似たものを感じ合っている...
吉川英治 「三国志」
...――それはそれとして、相見るやいな、この男、「わああああ...
吉川英治 「私本太平記」
...相見るたびにこう祝福しあっていた...
吉川英治 「私本太平記」
...相見るも今のみ...
吉川英治 「新書太閤記」
...相見るや、欒廷玉(らんていぎょく)もオオと双手で迎え、孫立もまた手をさしのべ、かたく握り合って、お互い久闊(きゅうかつ)の情を見せた...
吉川英治 「新・水滸伝」
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