...「侍従はおれを相手にしない...
芥川龍之介 「好色」
...また追従者を相手にしない...
伊藤野枝 「新らしき女の道」
...併しまるで相手にしないやうな態度を見せておつぱらつた...
伊藤野枝 「惑ひ」
...そんな連中に限つて道徳的な人間は相手にしないのです...
ヘンリック・イブセン Henrik Ibsen 島村抱月譯 「人形の家」
...あの池田めがと頭からてんで相手にしない人があるかも知れないが...
薄田泣菫 「茶話」
...そうして相手にしないのだ...
太宰治 「鴎」
...孰方か小さいと大きい方が相手にしないんで直ぐに仲好くなるんだがな」その間も二頭の犬は代る代る吠(ほ)えていた...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...「全然解決の見込のない問題を頭から相手にしないという一般の習慣はすこぶる都合の良いものだ...
中島敦 「狼疾記」
...てんで相手にしないんでございますよ...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...食物(くいもの)だと相手にしないが...
夏目漱石 「明暗」
...世間では相手にしないでしょうが...
野村胡堂 「悪人の娘」
...二度と相手にしないだけである...
野村胡堂 「胡堂百話」
...貧乏人を相手にしない女は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お前さんが相手にしないんじゃないか...
広津柳浪 「今戸心中」
...もう座員も相手にしない...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...だいいち先方で相手にしないよ」「うそうそ...
山本周五郎 「寒橋」
...今日は論判で逃げるわけにはいかないぜ」「私は下郎などは相手にしない」孝之助は静かに答えた...
山本周五郎 「竹柏記」
...腕に覚えのある猟師なら相手にしない鳥がある...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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