...戦車等第一次欧州戦争の末期既に敵正面突破のため相当の威力を示して持久戦争から脱け出そうとあせったが...
石原莞爾 「戦争史大観」
...それぞれ相当の娯楽を要求する...
伊藤左千夫 「茶の湯の手帳」
...どうしたって一枚々々の境界に相当の斜面を残さない限り...
犬田卯 「荒蕪地」
...相当の判決が与えられなければならぬことを申し渡すためここに派遣されたものであると...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...何かそれ相当の証書を作って...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...相当の手段をとって...
直木三十五 「南国太平記」
...お傍(そば)にいて相当の御用を勤めてお上げ申したいと存じまする」前にはいやがって逃げ出した神尾の殿様のところへ...
中里介山 「大菩薩峠」
...換算の目算は換算の目算としての相当の常識――むしろ...
中里介山 「大菩薩峠」
...相当の飛禽走獣がいるに相違ない...
中里介山 「大菩薩峠」
...彦根の藩中には相当の重役に知り合いがある...
中里介山 「大菩薩峠」
...感じにも取扱いにも効能にも相当の増進率を持たせる...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...相当の考えを持って居る意(つもり)である...
「文芸は男子一生の事業とするに足らざる乎」
...相当の用をもらって...
長谷川時雨 「古屋島七兵衛」
...相当の吹き降りになつた...
林芙美子 「浮雲」
...二千ポンド相当のブツを一週間で現金に換えられない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...相当のお婆さんには違ひないのですが...
牧野信一 「月あかり」
...相当の思慮もあり...
山本周五郎 「風流太平記」
...船に小銃など相当の武器が積込んであったし...
和辻哲郎 「鎖国」
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