...上下相当の視角にわたって四方八方が見渡せるのであった...
海野十三 「宇宙尖兵」
...自分は相当の給料を貰い...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...幸いにも強硬症の病理を研究することで相当の注目をいただきまして...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「患者兼同居人」
...彼らの地位の人間からすれば相当の額だ...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 加藤朝鳥訳 「同一事件」
...わが国の反宗教闘争の運動は決して四年や五年の歴史ではつきない本当の無神論が唯物論の名において展開されるようになってから既に相当の時間が経っている...
戸坂潤 「読書法」
...そこで文字に就いては死んだ後までも相当の心遣いを残して置かなければならないことは...
中里介山 「生前身後の事」
...帝国図書館で相当の好意を以て受付けてくれれば結構だが...
中里介山 「生前身後の事」
...言葉にも相当の条理がある...
中里介山 「大菩薩峠」
...この月ノ浦を選んでこの船をつけたのには相当の理由があるのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼は剣客として相当の腕は腕に相違ないが...
中里介山 「大菩薩峠」
...或る一部で相当の大きさの塊を射出し得るくらいの瓦斯発生を伴う変化が起り...
中谷宇吉郎 「線香花火」
...鳥の身になっては相当の弁解があるはずじゃ...
夏目漱石 「野分」
...大分いそいだとみえて、ペンの運びが乱れてはいるが、相当の金持の、教育のある女だね」彼はこう云つてクリーム色の洋封筒を私の前へさし出した...
浜尾四郎 「殺人鬼」
...相当の専門家でない限りそんな鳥などは打てるものではないとばかり思つてゐたので...
牧野信一 「ダニューヴの花嫁」
...青年学校の主事とか何とか相当の口の利き得るのは実際なのである...
「鏡の中の月」
...しかしこの地域から発する大地震も東京に相当の被害を生じるので...
武者金吉 「地震なまず」
...同郷出身の相当の名士や豪傑が来ても頭ごなしに遣り付ける...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...それ相当のことを...
吉川英治 「三国志」
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