...相当の長い航程だ...
海野十三 「火薬船」
...銀太が相当の道程を逃げたころを見はからって...
海野十三 「ネオン横丁殺人事件」
...相当の空き株があると知ったら...
ストックトン Francis Richard Stockton 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
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関口存男 「移轍(Anakoluth)」
...獲物と相対してそれに肉薄する緊張が加速度的に増大しつつ最後に頂点に到達するまでの「三昧」の時間に相当の長さのあることだけから見てもこれは決してそれほどつまらないものではないだろうと思われる...
寺田寅彦 「鴫突き」
...相当の頭脳のある人物が派遣されているらしい...
戸坂潤 「戦争ジャーナリスト論」
...相当の生活はしなければならないし...
豊島与志雄 「女と帽子」
...相当の資金がいずれにか蓄えてあるはずである...
中里介山 「大菩薩峠」
...相当の絵図は、船で駒井の文庫から写し取って来たものの、内地のくわしいのになると、その土地で求めるか、或いは実地について、聴取図、見とり図のようなものを作って置いてかからねばならぬ...
中里介山 「大菩薩峠」
...相当の船を一ぱい借切って...
中里介山 「大菩薩峠」
...実を云うと自分は相当の地位を有(も)ったものの子である...
夏目漱石 「坑夫」
...東京で相当の地位を得たいから宜(よろ)しく頼むと書いてあったのは...
夏目漱石 「こころ」
...けれども相当の身分と教育があって独身の男なら...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...空地へころがり落つるボールといえども相当の功果を収め得ぬ事はない...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...何時も相当の時間を...
林芙美子 「瀑布」
...相当の時間を要するほどに――だ...
牧野信一 「環魚洞風景」
...相当の礼儀を尽すべきが人の道だろうと思う...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...相当の御先輩というわけね...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
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