...この方に柄相当のなんぞ焼けていて...
泉鏡花 「唄立山心中一曲」
...これに対抗する里見勢もまた相当の数だろうが...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...相当の時間が要(い)ると思ったので...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...相当の利益を挙げて立ち行き得るものである」と...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...従来の職人は自分の専門の技術については相当の知識もあり経験もあるが...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...それ相当のお返しをいただかなければ...
太宰治 「グッド・バイ」
...この人気を煽(あお)ることには相当の理由がある...
中里介山 「生前身後の事」
...到るところで相当の噂になるほどのことが...
中里介山 「大菩薩峠」
...相当の身分あり財産ある者が...
中里介山 「大菩薩峠」
...尋ねてみれば相当の当りがつくかも知れないが...
中里介山 「大菩薩峠」
...相当の人傑に対して...
中里介山 「大菩薩峠」
...小吉の奴も相当のイカモノのくせに...
中里介山 「大菩薩峠」
...信仰に於ける相当の自信があることはあると受取れるのですが...
中里介山 「大菩薩峠」
...必ず天一坊は相当の高い位につかれるに相違ございませんのです...
浜尾四郎 「殺された天一坊」
...相当の見識をもっている人でも...
宮本百合子 「「女らしさ」とは」
...米花等もみな相当の達者揃い...
山本笑月 「明治世相百話」
...すくなくとも相当の軍費と...
吉川英治 「三国志」
...これらの経疏の輸入は当時の仏教の思想界に相当の影響を与えたであろう...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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