...働きにたいしてはそれ相当の報酬(ほうしゅう)をうるのは当然じゃねえか...
海野十三 「恐竜島」
...その城壁は相当の高さであって...
海野十三 「地球発狂事件」
...官金預り高に対し相当の担保物件を入れよというにわかの厳達だった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...相当の年配で分別ざかりの五等官であるから...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...家は相当の家でありますけれども...
中里介山 「大菩薩峠」
...相当の人を遣(つか)わすのが...
中里介山 「大菩薩峠」
...あいつに相当の金を出してやろうという後立ては...
中里介山 「大菩薩峠」
...自分たちに相当の警戒があって...
中里介山 「大菩薩峠」
...それに相当の暇(いとま)を告げて...
中里介山 「大菩薩峠」
...相当の才物でもあり...
中島敦 「李陵」
...相当の間隔を保ったまま...
橋本五郎 「自殺を買う話」
...相当の困難だつたので...
林芙美子 「浮雲」
...実はその裏にそれ相当の理由があったのである...
久生十蘭 「魔都」
...嘗てオートバイで疾走した相当の道程(みちのり)を...
牧野信一 「F村での春」
...ところが、相当の了見、そんなものは可笑しい程さつぱりと何んな形でゞも彼は持ち合せてゐなかつた...
牧野信一 「父の百ヶ日前後」
...相当の見識をもっている人でも...
宮本百合子 「「女らしさ」とは」
...予備行動には相当の費用が使われている...
山本周五郎 「山彦乙女」
...この××クンダリへ流れて来るまでにゃガラ相当の苦労も致しやしたよ...
夢野久作 「悪魔祈祷書」
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