...相当にやっている人もかなりあって...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...三回忌の時迄は俳優や芸妓(げいぎ)などの参会者も相当にあり...
谷崎潤一郎 「細雪」
...昔から相当に戦乱が頻繁(ひんぱん)で主権の興亡盛衰のテンポがあわただしくその上にあくどい暴政の跳梁(ちょうりょう)のために...
寺田寅彦 「災難雑考」
...「相当に――」人々は...
直木三十五 「南国太平記」
...学問の心得は相当にあるが...
中里介山 「大菩薩峠」
...今宵は相当に夜具もあてがわれて...
中里介山 「大菩薩峠」
...何か相当に穏かならざることが起ったのではないかしらと...
中里介山 「大菩薩峠」
...受身の修練ぐらいは相当に積んでいなければならない...
中里介山 「大菩薩峠」
...相当に高く売りつけられたものが...
中島敦 「南島譚」
...(ただ季節と距離とに相当に無理な注文があるだけで)躊躇(ちゅうちょ)すべき理由はどこにもない...
中島敦 「李陵」
...今日もコプトのキリスト教が相当に信者を持っているのはその頃からの子孫だといわれる...
野上豊一郎 「七重文化の都市」
...アメリカ人も相当に定住している...
野上豊一郎 「七重文化の都市」
...この婦人は大阪の生れにて先祖は相当に暮したる人なりしが...
福田英子 「妾の半生涯」
...吾家の珈琲は相当にウマイつもりなんですが沸して差しあげることが出来ません...
牧野信一 「趣味に関して」
...相当に目がつんでいて下等品ではありません...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...「安政見聞誌」は相当に信用の出来る本だから...
武者金吉 「地震なまず」
...それでも相当に繁昌しているのだから恐ろしい...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...従ってここでは古い伝統が相当に有力であった...
和辻哲郎 「鎖国」
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