...鷺(さぎ)は姉(ねえ)さん相当にそつと右鄰へ腰を下した...
芥川龍之介 「鷺と鴛鴦」
...石炭は日本内にも相当にあるが...
石原莞爾 「最終戦争論」
...心の奥の方で相当に落胆していることが意識せられた...
谷崎潤一郎 「細雪」
...かの信号手は相当に教育のある...
ディッケンズ Charles Dickens 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...しかしそれだけの速い運動を支配し調節するためにはそれ相当に速く働く神経をもっていなければならない...
寺田寅彦 「空想日録」
...実は相当に働きもしたのである...
豊島与志雄 「上海の渋面」
...金は相当にもうかった...
豊島与志雄 「早春」
...あとはあとのように相当に修理し...
中里介山 「大菩薩峠」
...相当に繁昌している...
中里介山 「大菩薩峠」
...他の長を認めてこれを公平に鑑別するの雅量をも相当に持っていたらしい...
中里介山 「大菩薩峠」
...相当に夜が更けたようだわ...
中里介山 「大菩薩峠」
...相当に熟練した警察官にとっては...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「盗まれた手紙」
...相当に別方法をもって保存すべしといわんか...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...やはりそれ相当にもっともな・大きな・強い・理由があるにちがいない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...これまた相当に使うといったような男だ」「読めました軍師の計は...
吉川英治 「新・水滸伝」
...他宗にあって相当に名のあった学徒たちが...
吉川英治 「親鸞」
...藩の指南へ通って相当に竹刀(しない)ダコをこしらえたものだが...
吉川英治 「八寒道中」
...その他の諸像には相当に異見があり...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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