...最初は当時の風潮に反して会戦を相当に使ったのでありますが...
石原莞爾 「最終戦争論」
...八人の女の子はいつかは相当に婚嫁(こんか)させねばならぬ...
伊藤左千夫 「去年」
...恰も不相当に多くの海陸軍を造つた貧乏国が...
丘浅次郎 「人類の将来」
...矢張古いものを相当に研究しているし...
高村光太郎 「回想録」
...その時間が相当に長く...
高村光太郎 「山の秋」
...佐助は鯛のあら煮(に)の身をむしること蟹蝦(かにえび)等の殻(から)を剥(は)ぐことが上手(じょうず)になり鮎(あゆ)などは姿を崩(くず)さずに尾の所から骨を綺麗(きれい)に抜(ぬ)き取った〕頭髪(とうはつ)もまた非常に多量で真綿のごとく柔くふわふわしていた手は華車(きゃしゃ)で掌がよく撓(しな)い絃を扱うせいか指先に力があり平手で頬を撲(う)たれると相当に痛かった...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...という意味が相当に活きていたのに...
戸坂潤 「社会時評」
...資本家は相当に満足である所以だ...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...相当に名の売れた楽器店の息子で...
豊島与志雄 「朝やけ」
...幸に場所がよかったため相当に客足もついたが...
豊島与志雄 「生あらば」
...あとで相当に整理もできるし...
中里介山 「大菩薩峠」
...田野も相当に開けて...
中里介山 「大菩薩峠」
...乳呑児を背負ってエンヤラヤアの地搗(じつき)に来ているような女労働者も相当にないではないが...
中里介山 「大菩薩峠」
...それでも相当に今日まで身銭(みぜに)を切っているから...
中里介山 「大菩薩峠」
...相当に学問をさせられた上...
野村胡堂 「死の予告」
...どちらも相当に日本語(にっぽんご)を話す...
久生十蘭 「キャラコさん」
...両者間の距離が相当にその関係を弱めるとも言えるだろう...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...どんな不幸も相当に重いものだ(と先生の一人はいう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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