...戦略の方は相当なものじゃネ」隊長は...
海野十三 「空襲下の日本」
...相当な幻想が湧いて傑作が書けるんではないでしょうか...
大坪砂男 「浴槽」
...上海で相当な暮しをしているようだ...
高見順 「いやな感じ」
...彼自身の言葉によるとこの職務にも相当な興味をもって働いていたようである...
寺田寅彦 「アインシュタイン」
...ある学者甲が見ると相当な価値があり興味があると思われる一つの論文が...
寺田寅彦 「学位について」
...何等かそれ相当なたしなみや気転を備えていたものだが...
豊島与志雄 「朝やけ」
...しかしコゼットが相当な娘になると...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...聞いて呆れる敗軍相当な臆病だましい船に乗ったら嘔吐(へど)でもするよりほかにはなンにも働き出来まいまだある...
中里介山 「大菩薩峠」
...この村が相当なものであることは予測に難(かた)くなかったが...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...ババの身元に相当な予感があるけれど...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...じーっと腹に迫って来るような文章がかけるようになったら人間も相当なものであると云わねばなりません...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...私などは娘も相当な価値のある女だろうと思うね」だれかが言う...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「親父も相当なもんだ」独り言に云ってはっはっと明るい笑声をたてた...
矢田津世子 「女心拾遺」
...いまなお相当な数の短冊類があり...
柳田国男 「故郷七十年」
...相当な地位についていたのも少なくなかった...
柳田国男 「故郷七十年」
...それは陛下のお座所から諸殿の廊下にまでともされる毎晩の百目蝋燭は一本百匁以上もある大きな物であり数も相当な消費になるが...
吉川英治 「美しい日本の歴史」
...年はもう相当な年配だが...
吉川英治 「三国志」
...まだ相当なところまで禄を漕(こ)ぎつけるだろう...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??