...これは相当な強敵だ...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...とにかく相当なとしである...
太宰治 「正義と微笑」
...百人でも千人でも相当なものであれば残らず博士にすればよい...
寺田寅彦 「学位について」
...僕が老人になり相当な地位に達した今となって...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...必ず相当なものを...
中里介山 「大菩薩峠」
...万事相当なものとして買ってやる」「いや...
中里介山 「大菩薩峠」
...相当な年輩のくせにひどく歌の好きなH氏が大声を上げて...
中島敦 「環礁」
...病後の私は季節に不相当な黒八丈(くろはちじょう)の襟(えり)のかかった銘仙(めいせん)のどてらを着ていた...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...不相当な地位と収入とを卒業したての私から期待しているらしかったのである...
夏目漱石 「こころ」
...相当なお仕事でなくちゃ...
林芙美子 「晩菊」
...三月二十一日(月曜)加藤丹二のいびき相当なり...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...描写力は相当なものだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...ボルピはイタリーでは相当な評判をとったけれど世界中の評判はとれませんでした...
三浦環 「お蝶夫人」
...相当な人があれば結婚をさせて安心して宗教の中へはいりたいという思召(おぼしめ)しが院におありになるということがほかから耳にもはいっていたことであったから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...相当な水準にあることを...
柳田国男 「故郷七十年」
...朱雀事件のなかでも相当な役割を勤めているに違いない...
山本周五郎 「風流太平記」
...それだけでも相当なことなのだが...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...相当な師匠格だったような印象をうけている...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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