...三菱にだつて学校の同窓でいまは相当な地位にゐる奴があるが...
高田保 「貸家を探す話」
...カントを読んだりしてそれで相当な効果をあげた人さえある...
寺田寅彦 「一つの思考実験」
...相当な社会的地位にあるあなたがいよいよ立候補の決心をしたとなると...
豊島与志雄 「未亡人」
...ぷっとふくれるだけで相当な物を見立てている...
直木三十五 「大阪を歩く」
...貨殖も相当なもので...
中里介山 「大菩薩峠」
...この局部はこの刺激に応ずるがため他に比例して不相当な発達を致します...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...鮎子にとってはそれはいちいち相当な理由があるのですが...
久生十蘭 「ハムレット」
...保平の側に相当な遺憾があったのではないかといわれている...
久生十蘭 「無月物語」
...そのプロテストが又いろいろの事情によって三四年前とは全く異り、手がこんでいてひねくれていて、はっきり自明なことではイヤイヤをするというのだから、相当なものです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...読書の材料は本当に相当なものですね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...相当な降りで...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...それぞれに相当な行く先を作ってお暇をとってまいるのでございましてね...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...相当な貯蓄があるらしいと言われていた...
室生犀星 「三階の家」
...うん、相当なもんだ、と幹太郎が云った...
山本周五郎 「花も刀も」
...これは相当なものになるというみとおしがついた...
山本周五郎 「ゆうれい貸屋」
...相当な覚悟なしにはいられないときになって来ておりましょう...
横光利一 「旅愁」
...相当な根拠のあるものであろうが...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...相当な強みを加えている筈だ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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