...あの二人はいつも相好を崩さずにお互いを大事にしている...
...大勢の人がいる場で相手の相好を崩してしまうのは失礼だと思います...
...上司との面談で相好を崩してしまい、緊張してしまった...
...大切なパーティーなのに、相手との相好が崩れてしまい、気まずい雰囲気になってしまった...
...私は相手との相好を崩すのが苦手で、緊張してしまうことが多いです...
...ここでまた相好とともに足を崩して...
泉鏡花 「婦系図」
...狂えるけだものの相好を呈していた...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...……さて、相好をかえて、全く別の人間に生れ変って、我家へ帰って見ると、実に滑稽なことが起った...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...まるで相好(そうごう)が変っているではないか...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...こんな相好(そうごう)に変るはずはない...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...神にも似たる相好のアキルリュウスの麗容を驚きの目に眺めやる...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...老母(としより)は相好を崩して...
徳田秋声 「黴」
...恐怖に顔の相好(そうごう)をくずしていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...与八さんの刻んだお地蔵は相好(そうごう)がいい……と人が賞美して...
中里介山 「大菩薩峠」
...巴屋三右衛門相好(そうごう)を崩して笑っております...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...親分」ガラツ八は少し相好(さうがう)を崩して長い顎(あご)を撫でます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...よいともさ――」甚助は相好をくずして...
本庄陸男 「石狩川」
...わたしの相好は牡丹の花のやうに崩れて...
牧野信一 「幽霊の出る宮殿」
...死顔のような物凄い相好にしてしまう...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...大体に於て人相好くないわね...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...髪(かみ)をおろして相好(さうがう)は変つてゐても...
森鴎外 「大塩平八郎」
...アハメツトの狡猾らしい顔は相好を崩して笑つてゐる...
コロレンコ Vladimir Galaktionovick Korolenko 森林太郎訳 「樺太脱獄記」
...このことをここには主として仏像や菩薩像の相好について考えてみたいと思う...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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