...これを円融相即の見解というべきである...
井上哲次郎 「明治哲学界の回顧」
...始めて不思議にも生死交徹(こうてつ)相転換してその相入相即が実証せられるのである...
田辺元 「メメント モリ」
...生の表と相即相入して自覚せられるのである...
田辺元 「メメント モリ」
...しかも不断に生死相即転換するに依って...
田辺元 「メメント モリ」
...即時而真 当相即道生々如々春有百花秋有月夏有涼風冬有雪若無閑事挂心頭便是人間好時節七月一日曇...
種田山頭火 「其中日記」
...全く人生と相即いたと言つても差支ない位のものである...
田山録弥 「新しい生」
...両者が無に於て相即するのである...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...「即」とは結局同一哲学的相即のことであり...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...その相即のさせ方によっては哲学自身の...
戸坂潤 「思想としての文学」
...又それを Qualitt という言葉と相即したのは...
戸坂潤 「範疇としての空間に就いて」
...だが之を以て学と実践との統一とか相即とかと思ってはならぬ...
戸坂潤 「再び科学的精神について」
...其師の頂相即ち肖像を傳ふる事とし...
内藤湖南 「日本の肖像畫と鎌倉時代」
...純粹形相即ちイデアは他者性より切離されたる從つて純粹なる自己性を意味する客體である...
波多野精一 「時と永遠」
...情景相即した趣きの深い歌である...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...したがって私の内に真実の一念多念の相即する念仏の大行が行じ得られるのも...
三木清 「親鸞」
...工藝においては用美相即(そうそく)なのです...
柳宗悦 「民藝とは何か」
...一相即ち無相に居るのが吾々の実相なのである...
柳宗悦 「民藝四十年」
...そこに本来相即したものである春日と落花とを...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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