...二人が全然相互に理解するというようなことはまあまあないことだと思う...
伊藤野枝 「出奔」
...相互におのれの欲するところはこれを他に施し...
丘浅次郎 「理想的団体生活」
...これらの觀念が相互に甚だ異なつてゐることは明瞭である...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...相互に密接に作用し合っている...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...そうであることによって又相互に矛盾せざるを得ないものとなる...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...相互に媒介するものが...
戸坂潤 「クリティシズムと認識論との関係」
...相互に信仰を有するものは...
夏目漱石 「それから」
...随って相互に人格を認め...
新渡戸稲造 「平民道」
...そのどれもがまちまちに上げ下げされていたので横の線が相互に調和しない印象を与えていた...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...はなはだしきは相互に敵視することもあらんといえども...
福沢諭吉 「学問の独立」
...最も大切なるは家族団欒(だんらん)相互に隠すことなきの一事なり...
福沢諭吉 「新女大学」
...同年齢を相互に比較すれば正しいものであることを疑わない...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...理論と実践との対立物は相互に制約し合い...
三木清 「マルクス主義と唯物論」
...自然の歴史と人間の歴史とは相互に制約し合ふ...
三木清 「歴史哲學」
...物と物とが相互にそれぞれ交感し合っている...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...おのおのの経験は相互に役にたてることができると考えるのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...相互に連絡を保ちながら...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...相互に一に対する二であり...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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