...彼も権力精神と相争うの時に生れ...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...即ち相争う事三十年...
大隈重信 「三たび東方の平和を論ず」
...もし国内の者がみな道徳や法律を眼中におかず絶対に相争うたならば...
丘浅次郎 「人類の生存競争」
...人類のごときは国と国とで相争うゆえ...
丘浅次郎 「人類の生存競争」
...同一物を相争うて取る必要は少しもないのである...
丘浅次郎 「理想的団体生活」
...あとの戦野は相争う二つの党派のために解放された...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...同族が相争う時には家運は亡びる...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...今――哲丸が立てば、わしの亡き後、必ず、哲丸を守る者と、それに反対する者とが、相争うであろう...
直木三十五 「南国太平記」
...そうはさせじと死力を出して相争うこと前の如くであるが...
中里介山 「大菩薩峠」
...見ようによっては人間と相争うかの如く...
中里介山 「大菩薩峠」
...父娘相争う不思議な情景をじっと見詰めて居ります...
野村胡堂 「悪人の娘」
...両雄相争う青柳又八郎は...
野村胡堂 「幻術天魔太郎」
...およそ古今世界に親子不和といい兄弟姉妹相争うというが如き不祥の沙汰(さた)少なからずして...
福沢諭吉 「日本男子論」
...群雄の割拠して相争うたとき...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...相いいて曰く汝ら且(しばら)く待て共に相争うなかれ...
南方熊楠 「十二支考」
...兄弟相争う我らの内乱は...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...領分の境ができて相争うのであろう...
柳田国男 「雪国の春」
...世の中の一切のことも同様二つに別れて相争うにちがいないのです...
横光利一 「旅愁」
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