...ほとんど感覚的に直観される...
寺田寅彦 「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...併し直観には直観する一面と直観される一面とが必ず結び付いていなければならない...
戸坂潤 「幾何学と空間」
...もし空間の直観される処の一面がないならばそれは如何にして存在の範疇となることが出来るか...
戸坂潤 「幾何学と空間」
...今直観される処の一面――それが空間と普通呼ばれているものである――は事実上三次元である...
戸坂潤 「幾何学と空間」
...処がかかる純粋形式に於て「現象の多様の総てが或る一定の関係に直観される」のである...
戸坂潤 「物理的空間の成立まで」
...この場合視られるものは物体の表面であるが直観されるものは物体の表面の純粋な形像であるということとなる...
戸坂潤 「物理的空間の成立まで」
...かく云うと直観されるものは視覚であり又空間であるという不当な結論に来るかのように見えるが併し直観なるものの一般的な特質は直観するということが直ちに直観されるということに結び付く点になければならぬ...
戸坂潤 「物理的空間の成立まで」
...視覚が直観されると云うも直観するものが視覚の外に立つのではない...
戸坂潤 「物理的空間の成立まで」
...視覚が直観されるとはかく直観することを意味する...
戸坂潤 「物理的空間の成立まで」
...そしてその対として空間が直観されるのに外ならない...
戸坂潤 「物理的空間の成立まで」
...又単に視覚が直観されるということから如何にして直ちにそれを空間の直観と云い得るかという疑問もあるかも知れないが...
戸坂潤 「物理的空間の成立まで」
...Sehensakt そのものを直観することによって直観された空間を成立させる処の(何となれば直観するとは直観されることであるから)ものに外ならない...
戸坂潤 「物理的空間の成立まで」
...已に述べたように直観には一般に直観するものの方面と直観されるものの方面とが備わっていなければならぬ...
戸坂潤 「物理的空間の成立まで」
...それ故第二の純粋直観とは直観する側面であり従って第一の純粋直観は直観される側面となる...
戸坂潤 「物理的空間の成立まで」
...即ちこの直観内のこの多様の統一という規定を以てアプリオリに表象される」(S. 160)と云うが「直観自身として表象される」とは依然直観されるということ以外に正当な意味はないと思う...
戸坂潤 「物理的空間の成立まで」
...特殊において直観される...
三木清 「ゲーテに於ける自然と歴史」
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