...彼は直覚的烱眼に於ては乃父に劣る事遠く...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...葉子は直覚的に岡がその場の間に合わせをいっているのだと知った...
有島武郎 「或る女」
...直覚的に手を引込ませるであろう...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...よく直覚的(ちょっかくてき)に判断(はんだん)して...
伊藤左千夫 「箸」
...直覚的に外部から受くるところのあらゆる感覚を総合統一するところの神経がなければ...
大隈重信 「始業式に臨みて」
...それがすぐ直覚的に明かに映ったと云うではなく...
田山花袋 「蒲団」
...社会の直覚的本能は...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...ただそのイデオロギーがまだ極めて直覚的で無意識であるだけだ...
戸坂潤 「科学論」
...世界観(世界の直覚的反映)という同一の系列の二つのステーションに他ならない...
戸坂潤 「科学論」
...その意味に於て一種の直覚的な具象性にまで高めて出来上った処の...
戸坂潤 「思想としての文学」
...世界の直覚的な反応を指すのだ...
戸坂潤 「哲学の現代的意義」
...併しこの諸概念に直覚的な形態を与える段になると...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...直覚的に彼は感じた...
豊島与志雄 「野ざらし」
...かえって直覚的な物の見方考え方において優れた所があるかと思う...
西田幾多郎 「フランス哲学についての感想」
...直覚的にそう思われた...
宮本百合子 「くちなし」
...主婦は直覚的に松岡と関係のある女だと思ったが...
室生犀星 「三階の家」
...筒井は直覚的に何か恐れに似た嬉しさが恟々(きょうきょう)として襲うて来ることを感じた...
室生犀星 「津の国人」
...色んな話をきいているうちに直覚的にわかるからね...
夢野久作 「空を飛ぶパラソル」
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