...直覚的烱眼を有したりき...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...直覚的(ちょっかくてき)に自分の満足をそそるのであった...
伊藤左千夫 「落穂」
...直覚的(ちょっかくてき)に犯人推定を試みたのであった...
海野十三 「電気風呂の怪死事件」
...直覚的にそんなことを感じた」「…………」「おれは...
江戸川乱歩 「疑惑」
...私は直覚的に女の家がその奥に潜んで居ることを知った...
谷崎潤一郎 「秘密」
...社会の直覚的本能は...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...世界観(世界の直覚的反映)という同一の系列の二つのステーションに他ならない...
戸坂潤 「科学論」
...それが人間生活の一等直接な直覚的な表出である以上...
戸坂潤 「思想としての文学」
...――単に直覚的な連続だけで読ませる文章は...
戸坂潤 「思想としての文学」
...世界の直覚的な反応を指すのだ...
戸坂潤 「哲学の現代的意義」
...落ちついてゐる以上に此の異国人に対して何となく一種の不愍(ふびん)さを直覚的に感じたのであつた...
長與善郎 「青銅の基督」
...自分がいよいよ到着したなと直覚的に――世の中で直覚的と云うのは大概このくらいなものだと思うが――いわゆる直覚的に事実を感得した時に...
夏目漱石 「坑夫」
...直覚的認識主義の極致である...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...「直覚的」「空想的」でないといえる...
平林初之輔 「ホオムズの探偵法」
...粘土さえ揃えば電光石火的の早業(はやわざ)で煉瓦をこしらえるところは一見「直覚的」とも見られる...
平林初之輔 「ホオムズの探偵法」
...――まあ、あの騒ぎは! ――彼は、直覚的に、夜廻り役人から、御用の声をあびせかけられている当人は、いまここを退(の)いたばかりの、あの若者であるに相違ないと思うのだ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...直覚的に法律に精通してゐるものがある...
コロレンコ Vladimir Galaktionovick Korolenko 森林太郎訳 「樺太脱獄記」
...色んな話をきいているうちに直覚的にわかるからね...
夢野久作 「空を飛ぶパラソル」
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