...よく直覚的(ちょっかくてき)に判断(はんだん)して...
伊藤左千夫 「箸」
...直覚的にナオミを怪しいと睨んでいたので...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...彼は横井小楠の如く直覚的の活眼を有せず...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...その意味に於て一種の直覚的な具象性にまで高めて出来上った処の...
戸坂潤 「思想としての文学」
...直覚的に感じたのか...
豊島与志雄 「丘の上」
...私は直覚的に珈琲と云うことを知ったのだ...
豊島与志雄 「蠱惑」
...お雪は直覚的に信じてしまったのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...「鷲(わし)!」と直覚的に...
中里介山 「大菩薩峠」
...駒井甚三郎は直覚的に...
中里介山 「大菩薩峠」
...古今(ここん)の傑作ですよ」女の批判は直覚的である...
夏目漱石 「野分」
...ただ直覚的に相手を目当に燃え出すだけである...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...直覚的認識主義の極致である...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...青年はラ氏の心全体を直覚的に理解して...
松永延造 「ラ氏の笛」
...直覚的な自分の推測と合致した記述に出逢うと...
宮本百合子 「伊太利亜の古陶」
...すぐ胸がおどおどして直覚的に彼女が台所にいるような気がした...
室生犀星 「性に眼覚める頃」
...筒井は直覚的に何か恐れに似た嬉しさが恟々(きょうきょう)として襲うて来ることを感じた...
室生犀星 「津の国人」
...基経は殆(ほとん)ど直覚的に生田川のほとりを捜せよと...
室生犀星 「姫たちばな」
...直覚的に法律に精通してゐるものがある...
コロレンコ Vladimir Galaktionovick Korolenko 森林太郎訳 「樺太脱獄記」
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