...直接的な加害者は当り屋の婆さんということになる...
梅崎春生 「狂い凧」
...矢張り生活の直接的な創作力の現れである...
竹内勝太郎 「人形芝居に関するノオト」
...そうした直接的なものも...
戸坂潤 「所謂批評の「科学性」についての考察」
...この忠実さが却って直接的な従って又外部的なものとなり...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...もっと身近な直接的なことではありませんでしたか...
豊島与志雄 「女と帽子」
...直接的なもの現実的なものと...
豊島与志雄 「情意の干満」
...直接的なモラールを要求しているのである...
豊島与志雄 「文学への実感について」
...これが一番効果的な、直接的な、社会奉仕だ...
豊島与志雄 「別れの辞」
...原罪は人間的主體の動作を單純なる直接的なる自己主張とならしめる...
波多野精一 「時と永遠」
...社会の工業部分に対する極めて直接的な奨励であるから...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...直接的なものが媒介的であり...
三木清 「哲学入門」
...靜觀的なる、受容的なる感性をもつて存在と交渉する者にとつては、直接的なる、フォイエルバッハの謂ふ「感性的確實性」(die sinnliche Gewissheit)の認識にとどまり得るかも知れないが、實踐的なる、それ自身過程的なる活動に於て存在と絶えず交渉する者にとつては、存在はそれをそれのγνεσιに於て、過程に於て、したがつて歴史に於て把捉することによつて、初めて現實的に理解され得るのである...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...絶對的なるものは直接的なるものでなくて...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...直接的なる活動である...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...從來の過程の結果はつねに直接的なるものとして現はれる...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...歴史上の大人物が屡々運命の直接的な干渉...
三木清 「歴史哲學」
...つねに相互の直接的な影響の聯關に立ち...
三木清 「歴史哲學」
...時には残忍とか狡猾とか盗心とかいうものに対してまでも滋養を与えなくてはならないかも知れません(しかしこれらは性慾などと同じく直接的な人間の欲望で...
和辻哲郎 「すべての芽を培え」
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