...世界実在に就いての直接的な無媒介な無構成な...
戸坂潤 「科学論」
...自然そのものに対する人間の直接的な実践的交渉(実験と検証とを通しての)内に...
戸坂潤 「技術の哲学」
...直観は直接的な与えられた状態を意味するにしても決して或る哲学者達の考えたような受動的なものを意味すべきではない...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...一定の直接的な意識の結合を持たざるを得ない...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...少なくとも或る一定の直接的な関係に立たねばならぬということになる...
戸坂潤 「思想としての文学」
...もっと直接的な解答(こたえ)があるのではないか...
中島敦 「悟浄出世」
...實在する主體は實在する他者と直接的なる關係交渉において立つ...
波多野精一 「時と永遠」
...自然的生は實在者と實在者との直接的なる從つて外面的なる接觸乃至衝突であるゆゑ...
波多野精一 「時と永遠」
...あの人たちのあいだの直接的な交渉の可能性なしで...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...我々の感覚と記憶の直接的な印象を越えて導くことができる諸対象間の唯一の連結・関係は...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...直接的な体現的な直観を供しない...
三木清 「ゲーテに於ける自然と歴史」
...私のうちに去来するもろもろの心は自己の堂奥(どうおう)に祀(まつ)られたるものの直接的な認識を私に喚(よ)び起させるために生成し...
三木清 「人生論ノート」
...彼はヘーゲル哲學に「直接的な統一、直接的な確實性、直接的な眞理」の缺けてゐることを屡非難する...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...直接的なるものとして...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...現代人として理想的な人間を作るという直接的な目標をはっきりと意識していなければならないと思う...
矢田部達郎 「心理學」
...他人事(ひとごと)ではない直接的な繋(つな)がりを身に感じた...
横光利一 「微笑」
...もっと直接的な肉感自体の動揺の方がはるかに大きい...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...(四一)救貧法の明白なかつ直接的な傾向は...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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