...ネオプラトニストは人が直感的にエクスタシーと呼ぶ能力によって「絶対」を知ることができると信じていた...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...そのひとがひたむきに花を愛する心理のあやも直感的に分る気がし...
田中英光 「さようなら」
...多くは最初直感的にその結果を見透した後に...
寺田寅彦 「科学者と芸術家」
...私は直感的に思い当った...
豊島与志雄 「程よい人」
...氷の原子の構造ばかり調べていたのでは分らないことが沢山残るであろうということは直感的にも分ることである...
中谷宇吉郎 「霜柱と白粉の話」
...直感的に訴えるものがあるのである...
西田幾多郎 「フランス哲学についての感想」
...直感的に明白なリズムの形式――形式なき形式――を感じさせる...
萩原朔太郎 「青猫」
...自分で直感的に会得せねばならない...
萩原朔太郎 「ニイチェに就いての雑感」
...めいめいの家族史(ファミリーヒストリー)のうちに直感的に反省しながら...
服部之総 「望郷」
...勝則には、直感的に、この大学生が、光丸の許婚(いいなずけ)の辻木要之助であることがわかった...
火野葦平 「花と龍」
...因果関係についての直感的にも論証的にも確かな唯一の命題である...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...わたしは直感的に金門公園で会った青年の姿を思い浮かべた...
松本泰 「謎の街」
...(日本にもあります)私は音楽について直感的に抱いていた評価がやはり正しいのが証明されてうれしい...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...或る時はここはこうこうな処である……と描写して直感的に観客を首肯させる...
夢野久作 「能とは何か」
...こん晩は、そのご報告をいたしますわ」黒眼鏡「あっ、これかも知れねえぞ」トム公は、直感的に、口をすべらして、黙っておいでと言うように、お光さんの眼に止められた...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...ふと、そのことばに、秀吉は、直感的に、(これは出来そうだ...
吉川英治 「新書太閤記」
...それこそ天の与えるものだ)と直感的に...
吉川英治 「新書太閤記」
...「寝床にいねえがな」「いない」「今し方までいただが」武蔵には、なにか、説明はできないが、直感的に、思い当るものがあった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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