...彼女は直情的な性格で、感情的になることが多い...
...直情的に相手を攻撃するのではなく、冷静に話し合いをするように心がけよう...
...直情的に行動することが原因でトラブルが起こることがある...
...直情的な人ほど、プレッシャーがかかると感情のままに反応してしまう傾向がある...
...直情的な発言が周りの人を傷つけてしまった場合は、謝罪することが大切...
...大杉は直情径行でスパイの勤まる柄(がら)ではない...
内田魯庵 「最後の大杉」
...その人間と人生を観る眼が、何物にも蔽ひかくされずに鮮かで明かであつたかといふことは疑問だが、直情径行な、天真爛漫な、他人に対して城府を設けないといふやうな紳士らしい処があつた...
田山録弥 「尾崎紅葉とその作品」
...「事務家の心が善良な直情と事務上の体面との二つに分れる場合に...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...直情径行の人だの活動家だのは...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...こうした直情径行的の人間を...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...からからと笑い飛ばしている直情径行的な人間どもの唾...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...すべて直情径行的の人間や活動家は...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...理窟も筋道も通り越した直情径行(ちょくじょうけいこう)のところと...
中里介山 「大菩薩峠」
...直情徑行的(ちよくじやうけいかうてき)な人であるやうな氣持がしますけれども...
南部修太郎 「三作家に就ての感想」
...チャイコフスキーをかくも親しみ深いものにしたのは、その音楽が思いのほか衒気(げんき)がなく、感傷的で、直情的で、甘さと人の好きを露骨に表現しているばかりでなく、その形式が整頓(せいとん)されたヨーロッパ風であるにもかかわらず、その情緒は土臭いロシア民族のもので、独特の美しい旋律と、全体を特色づける哀愁が漂っているためであろうと思う...
野村胡堂 「楽聖物語」
...僕の氣質の中の野性的直情にあつたのだらう...
萩原朔太郎 「芥川君との交際について」
...民衆的な気取らない直情主義で...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...典雅を排して直情の流露を悦ぶ所の...
萩原朔太郎 「非論理的性格の悲哀」
...子供は変なところで対手(あいて)の直情に面してしまうものだから...
長谷川時雨 「朝散太夫の末裔」
...重たい荷を背負つて隧道を越すと頬かぶりをした坑夫達が『おい! カチユーシヤ早く帰らねえとあぶねえぞ!』私は十二の少女カチユーシヤと云はれた事はお姫様と言われた事より嬉しかつた『あんやんしつかりやつておくれつ!』7純情な少女にはあの直情で明るく自由な坑夫達の顔から正義の微笑を見逃しはしなかつた...
林芙美子 「蒼馬を見たり」
...わがままで直情だって事だ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...直情径行で妥協ぎらいで廉潔なカールは...
宮本百合子 「カール・マルクスとその夫人」
...みずから直情径行を誇り...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
便利!手書き漢字入力検索