...又元の座に直りぬ...
石井研堂 「元日の釣」
...ただ私どもは、仲直りの口実が、アイルランドにおけるまたしてもの不幸にあったことを知るだけである...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...床の上に起き直りました...
太宰治 「おさん」
...五六日直りませんでしたが...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...ところがあの時の奥様はまだ完全に直り切らないで咳(せき)をしていらしったのです...
谷崎潤一郎 「途上」
...どないぞして仲直りしたい...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...仲直りしようと云ふことである...
徳富蘇峰 「弟を葬る」
...屹(き)と立ち直りて...
夏目漱石 「薤露行」
...平次もツイ起き直りました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...今は仲直りしています...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...直線登りで一瞬もたついたが、ぱっと立ち直り、ぐんぐん脚足が伸び、終点から十二馬身の位置で先頭集団をとらえ、鼻差でゴールを駆け抜け、勝利をもぎ取った...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...こつちに向き直りました...
宮沢賢治 「銀河鐵道の夜」
...目のまわるのはすっかり直りましたからいいけれど...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...病みやすく直りのおそいものはないのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...甲斐は起き直りながら...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...摂津守光辰は十歳で世子に直り...
山本周五郎 「若き日の摂津守」
...お琴の上から起き直りました時には...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
...機げんも直りきッていない顔つきで「いつ来たの? おまえ」「たった今しがたでございまする...
吉川英治 「私本太平記」
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