...僕は心をとり直した後...
芥川龍之介 「河童」
...気を取り直して、家へはいる...
太宰治 「花燭」
...僕はそこの個所を直してやろうと努力して来たのであるが...
太宰治 「燈籠」
...機嫌を直したまえ...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...しかしまた考え直してみると自分などの毎日のすべての仕事が結局みんな同じようなはかないものになってしまうのである...
寺田寅彦 「映画雑感(4[#「4」はローマ数字、1-13-24])」
...もう刷り直してもいい時分ですから――それにあの奥方は...
中里介山 「大菩薩峠」
...たとえば……」二十二たとえば……と言って白雲が膝を組み直した時に...
中里介山 「大菩薩峠」
...始めから読み直して見る...
夏目漱石 「草枕」
...娘父子を送って、その庵室に招じ入れられた出雲守頼門は、此処(ここ)で腹拵(はらごしら)えもし、髪形も直し、袷を借りて、漸く人間らしくなったことは言う迄もありません...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...それからまた外へ出直して洗ったというのだね」「十三丁目の親分さんはそう言いました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...無事で長生きする方が柄(がら)だよ」「甘く見ちやいけません」「――」ちよいと髷(まげ)を直して...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...いつか三笠のためにかいた百十五枚ほどの文学史めいたものをよみ直しましたが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...掛け夜具の衿を直してやった...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...私の鼻のお化粧を鼻紙でお直しになりながら...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
...数十日の波と船と蛮地ばかりの熱帯とを通って来た矢代の足はこのときから少しずつ硬直し始めた...
横光利一 「旅愁」
...種種考え直して苦しんでいることなど...
横光利一 「旅愁」
...拝島(はいじま)の空(あき)屋敷まで改めて出直して来い」という言下に...
吉川英治 「江戸三国志」
...頭巾をかぶり直しながら...
吉川英治 「宮本武蔵」
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