...新たに膝のうえで縛り直したり...
海野十三 「火薬船」
...帯上げを結び直しながら下りて来た...
鈴木三重吉 「桑の実」
...直ぐ茶巾に仕立直したがるもので...
薄田泣菫 「茶話」
...退歩していないと言い直したらどうでしょう...
太宰治 「炎天汗談」
...「じゃあも一度やり直して見よう...
豊島与志雄 「月かげ」
...もう一返取次を頼み直した...
夏目漱石 「明暗」
...乱れた娘の衣紋(えもん)まで直してやりながら...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「まア、私は」お品は取亂した樣子が耻かしくなつた樣子で、あわてゝ、髮を直したり、帶を叩いたりして居ります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「とんと良く聞えんが!」助役は改めて初めから読み直しにかかつた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...自分に対して隔意(かくい)がないからだとも考へ直して見て...
平出修 「瘢痕」
...伊藤松雄の「アホかいナ」の歌詞を見せて貰ったがとてもアカンので書直して貰ふことゝした...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...二カットやり直し...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...筆を取り直して特に注意して書いたりする態度なども...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...仕直しということがないのです」と申しました...
柳宗悦 「益子の絵土瓶」
...ずりあがったトッパアを直してやり...
山川方夫 「その一年」
...考へ直してその返辭をここで書くことにした...
吉川英治 「折々の記」
...長槍を持ち直している遑(いとま)がなかったので...
吉川英治 「新書太閤記」
...地歩を占め直した彼は...
吉川英治 「宮本武蔵」
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