...いつか機嫌(きげん)を直した治修(はるなが)は大様(おおよう)に何度も頷(うなず)いて見せた...
芥川龍之介 「三右衛門の罪」
...莫迦莫迦(ばかばか)しいほどちゃんと坐り直しました...
芥川龍之介 「手紙」
...妾は僅かに気を持ち直した...
海野十三 「三人の双生児」
...それも初めから新たに装填し直しにかかった...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...少しずつ人間の位置を持ち直して来た様子であります...
太宰治 「女の決闘」
...私もいよ/\身心建直しの関頭にぶつかつた...
種田山頭火 「一草庵日記」
...これは多少見直したという形になって舞台を見る様子...
中里介山 「大菩薩峠」
...多少にがにがしいように思い直し...
中里介山 「大菩薩峠」
...その方の手柄に免じてもよいのう」「それでは申上げます」平次は少し居座(いずまい)を直しました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...女房の腹痛を直して貰ひましたよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お糸さんが軈(やが)てお燗(かん)を直して持って来て...
二葉亭四迷 「平凡」
...新八は彼女を抑えて坐り直し...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...ところが俺の方程式は今の所まだ間違いだらけで盗(と)ったって何の役にも立たぬぞというとそれなら俺が見て直してやろうという...
横光利一 「機械」
...陳宮はいい直して...
吉川英治 「三国志」
...膝のまえへ置き直して...
吉川英治 「新書太閤記」
...杖としていた槍を持ち直して...
吉川英治 「新書太閤記」
...もう一杯(ひとつ)飲み直してくれ」「おう...
吉川英治 「新・水滸伝」
...そう、思い直した...
吉川英治 「平の将門」
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